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2023年12月

徒然日記 Vol 695

面白い話

 今の職場は、私を含めて50代から70代までの男女7名が働いている。今回は、同僚から聞いた面白い話をいくつかご紹介。70代のM先生が病院に行き、待合室にいると、隣に座っていた高齢の女性に看護師さんが「今日は何の検査でしたかね?」と聞くと、高齢の女性が「今日はね、超能力検査なのよ」との返事。M先生は、椅子からひっくり返りそうになったが、看護師さんは「そうですか」と頷いていた。という話。超能力じゃなくて、聴力の検査の間違いなのだ◆次は、T先生の失敗談。昨年の春に入学したばかりの小学一年生のM君を学校に迎えに行ったT先生。T先生は、M君には一回しか会っていなかったものの、担任の先生が「お世話になります」と言って、子どもを連れてきた。子どもも「こんにちは」と笑顔で挨拶。T先生は、その子を連れてデイに。しかし、管理者が、その子に会うなり、M君じゃないと判明。すぐに学校に行き、担任の先生にその子を引き渡した。で、M君はというと、一人で自宅に帰っていた。という話。学校の先生も含めての、失敗談だ。何事も無かったから、今では笑える話だ◆最後は、S先生の話。毎日、早起きして、夜明け前から、近隣を散歩するのが日課のS先生。数年前のこと、その日も早起きして、散歩に。しかし、いつまでたっても太陽は顔を出さず、いつも行き交う他の人たちとも出会わなかった。おかしいなと思って帰宅して時計を見ると、夜中の0時過ぎだった。という話。寝ぼけて、時計の長針と短針を見間違えて(23:30が6:00)散歩に出てしまったらしい◆私も、70年も生きてきているので、たくさんの失敗をしてきた。自分以外の人の話は、笑えるものの、いざ自分のこととなると、恥ずかしくて、人にはなかなか言えないものだ。それでも、いくつかご紹介。「飲んだくれて目が覚めたらバス停のベンチで寝ていた」「フランスのパリの街中で迷子になって2時間以上彷徨った」「バスから降りる時に飛んで降りてドア上部に頭をぶつけて悶絶」「大学生の時、朝、目が覚めたらバス停のベンチがベッドの横にあった」「20代の頃、社会の窓を開けたまま1時間ほど街中を散策」などなど、数え上げればきりがない。あ~恥ずかしい。

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徒然日記 Vol 694

持つべきは友/感謝の夜

 先日、労組の仲間から「何人かで飲みましょう」とお誘いがあった。当日は、私の仕事の都合に合わせて19時30分集合にしてくれた。お店に入ると、私をこれまで支えてくれた労組のメンバー6人が来てくれていた◆単なる忘年会と思っていたが、冒頭の挨拶で「今日は福永さんの古希のお祝いです」と告げられた。皆の気遣いに、思わず泣きそうになってしまった◆美味しい料理と酒と、楽しい話で盛り上がった。私はいじられキャラで、その夜も相当いじられた。最後の乾杯では「落選おめでとう」とまで言われてしまった。皆が「人から頼まれての人生を終えて、これからは自分の人生を楽しんで」と言ってくれた◆お祝いに焼酎とワインをいただいた。そして、会費も受け取ってもらえなかった。と言うことで、来年の春か初夏に、高森に招待して、焼肉会をすることを約束して別れた。持つべきは友。感謝しても感謝し尽せないほどに感激した夜だった。

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徒然日記 Vol 693

子どもらに教えられ/怪獣さんにゴキブリさん Vol3

 デイには、小学校一年生が男女2人ずつ4人いる。私が働き始めた5月の土曜日の午前中のこと。女の子のYさんは、朝から自主学習のドリルを始めた。Yさんは、何でもキチンとしないと気が済まない性格だ。しかし、宿題を始めたものの途中で問題の意味が分からず、思うようにいかなくて、イライラし始めた。女性の先生が丁寧に教えていたものの、とうとうパニックになり、泣き叫び始めた◆「おうちに帰る」「もういやだ」などと大声を上げ、30分以上泣き続けて、やっと落ち着いた。そんなYさんだが、あの日以来、デイではパニックになることはなく、今は落ち着いている。そんなYさんに、いつだったか「Yさんはいつか大声を上げて怪獣さんになっちゃったけど近頃は怪獣さんになってないよね」と聞くと、Yさんは「怪獣にはなってないよ」と答えたものの、隣にいた兄のO君がすかさず「いいや、お家では何回も怪獣になりよるよ」と言う。甘える場所があるから怪獣になってもいいけど、少しずつ落ち着いてもらいたいものだ◆一年生の男の子のK君は、入学当初から学校で先生の言うことを聞かず、机を倒したり、寝っ転がって「いやだいやだ」と言って、先生を困らせていた。デイでも同じようにひっくり返って、手足をバタバタさせることがあった。まるで、ゴキブリがひっくり返って足をばたつかせるようにだ。しかし、少しずつだがわがままも無くなり、最近はデイでは、そんな姿も見なくなった◆ある日、学校にK君を迎えに行った時に担任の先生に「K君は、最近はゴキブリさんになってませんか?」と聞いた。先生は「ゴキブリさんとは?」と言われるので、「ひっくり返って手足をバタバタさせて『いやだいやだ』って言ってませんか?」と聞いた。先生は笑いながら「ゴキブリさんにはならなくなりましたが、時々いやだいやだはありますね」と言われた。隣で聞いていたK君は。それを聞いて「何だと~」と言って私のお腹にパンチした。デイには、怪獣さんとゴキブリさんがいるのだ。

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徒然日記 Vol 692

なんて日だ

 久しぶりに平日に連休をもらい、⒑数カ月ぶりに天草まで釣りに出かけた。これまでに、ウキ釣りやサビキ釣りなどの仕掛けでチヌやアジを釣ってきたが、今回は、エビを餌に、ひとつテンヤ(船から鯛を釣る)という仕掛けで、堤防から鯛を狙ってみた。夕方に新和町の大多尾漁港の堤防に到着。アカケブを餌にした投げ釣りを仕掛けてから、テンヤ釣りを始めた◆竿を三回投げたところで、早速、ビッビッと反応があり、竿を持って行かれそうなほどの強い引きだ。鯛を期待したものの、四苦八苦して釣り上げたのは、鯛釣りの外道のイラという魚で、体調が40センチ近くあった。玉網に入れようとしていたらば、今度は、投げ釣りの竿の鈴が激しく鳴る。今度は、同じようなサイズのチヌが上がった。その後、数時間粘ったが何も来なかった。車中泊の翌朝、夜明け前から再度、粘って釣りをしたが、何も釣れず、昼前に納竿。近くの温泉に行き、汗を流し、美味いカツ丼を食べて帰路についた◆帰り道の途中で、中学時代の友人から、造形作家のT君の訃報が届いた。昨年の夏に再会し、3週間ほど前まで、メールをやり取りしていたのに、突然に逝ってしまった。「まだこれからも色んな作品を創るんだ」と言っていたのに。ショックだった 。夕方からは、労組関連の方々による、私のための、市議12年間の慰労会があった。4月の選挙以来に再会する人たちの前で、お礼の挨拶をして懇談◆連休の二泊三日で、釣りをして、友の死を知り、そして、私のご苦労さん会に参加した。遊んで、悲しんで、喜んでの二日間だった。頂いた花束を手にして、駅まで歩きながら、T君を知る同級生にメールや電話をした。「なんて日だ」と、心の中で叫びながら・・・。

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徒然日記 Vol 691

子どもらに教えられ Vol 2

 私の働く障害児のデイの一日は、午前中は事務所に待機して、療育などの準備。そして、午後からは、それぞれの子どもたちの通う小中学校に、職員の4名ほどで、手分けして、迎えに行く。概ね、早い子で15時、遅い子で16時過ぎにはデイに到着する。毎日の受け入れの人数は、最大10名。毎日来る子どもと、週に一回から二回の子どももいる◆子どもたちのデイの半日は、宿題そして療育(毎日課題を設定しての取り組みとしてのクイズや体感運動や工作など様々)をして、残りの時間はゲームなどをして過ごしている。そして夕方の17:30には、それぞれの家庭まで、私たちが車で送り届ける毎日だ。ただし、休日の土曜日や夏休みなどは、朝から子どもたちがやって来る◆子どもたちは小学校一年生から中学校の二年生までの男女10数名が登録されている。一人以外は、支援学級に所属している。そして、子どもたちの2/3以上が一人親(全て母親のみ)の家庭で、兄弟三人が発達障害という家庭もある。両親や祖父祖母などと暮らしているのは、ほんの数名だ。それぞれの子どもたちは、大きな知的な遅れは見られないものの、いずれの子も学年に応じた学力は身についていない◆私は、男ばかりの兄弟三人で、父は、私が6歳の時に亡くなり、母子家庭となった。小学校の三年から四年生の間は、生活保護を受けながら家族四人で市内の母子寮で暮らし、近くの小学校に通っていた。デイにも私と似たような境遇の子どもも、幾人かいる。彼らが成人する頃には、私は、この世にはいないかもしれない。それぞれの子どもたちに向き合い、精一杯、今、教えるられること、伝えられることに取り組む毎日だ。彼らが、生きる術を身につけて、少しでも社会で幸福な毎日が送れるようにと・・・。

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徒然日記 Vol 690

幻のカステラづくり

 シフォンケーキを作り始めてやがて二年。何回もの失敗を重ねて、やっと、毎回、自分の思う味と柔らかさや、焼き加減に仕上げることができるようになった。幾人かの方々に配り、「市販品よりもしっとりと美味しい」などの評価をいただき、おおむね好評。ということで、今度は、カステラづくりに挑戦。私の目標とするカステラは、私の支持者のIさんのカステラだ。長崎の老舗のカステラよりもなお一層しっとりとしていて、味わい深く、カステラの中では最高に美味しい、と思っている。いつも、選挙のたびに、事務所に差し入れしてくださったものだ。今年の選挙の際には、何故か差し入れが無く、5年間ほど、あのカステラに出会えていない。まさしく、めったに食べられない、幻のカステラなのだ。ひとまず、スマホで調べたレシピで少量を作り、いずれは自分だけの美味しいカステラが出来上がれば、と思っている。ということで本日、早速カステラを作ってみた。しかし、出来上がったカステラは、カステラには程遠い姿で、味もイマイチで、Iさんの作るカステラには程遠いものだった。もう少し工夫して再挑戦するつもりだが、いずれはIさんに御教授を願うことになるのだろう。

↓ カステラ?!

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