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徒然日記 Vol 676

100日を過ぎて

 発達障害児の放課後デイで働き始めて、昨日(9月30日)で、ちょうど100日を迎えた。毎日、最高10名の子どもたちと過ごしてきた。個性豊かな子どもたちに囲まれて、キレそうになったり、笑ったり、どうしたものかと悩んだりしての100日間だった。私の孫よりも、年下の小中学生に「はげちょび」「じじい」「うざい」「くさい」「死ね」などと言われて、はじめは傷ついたり、怒ったりしたものだが、今では、うまく対応できるようになった◆子どもたちの中で、家庭的に恵まれ、愛情いっぱいに育てられている子どもは、ほんの数名で、その他の子どもたちは、一人親であったり、貧困層であったりと、家庭的な問題をいくつも抱えている子が多い。今は、一人ひとりの子どもたちの個性を知り、その良きところを伸ばそうと頑張っているものの、その子等の将来を思う時に、「家庭の支えや行政の支援がきちんと提供できなければ、自立は難しいのでは」と思っている◆私に注意されて「死ね」と言う、中学生のR君がいる。宿題もほとんどしないで、学校でもデイでも、悪態をつき、ゲームに熱中し、何ら努力をしない子だ。本人は、いずれは高校にも行けるし、卒業すればコンビニでもきちんと働くことができる、と思っている◆そんなに世の中は甘くはない、と教えても、経験が無いので聞く耳を持たないし、理解できない。それでも私は、いつかは、私たちの手を離れて、生きていくしかない子どもたちに、今できることを精一杯届けている毎日だ。全ての子らが幸福であるように願って・・・。

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