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徒然日記 Vol 672

「自分のために生きたら」

 あの、4月の選挙に敗れて4カ月が過ぎた。今でも、多くの方々から様々なお声掛けをいただく。「残念だったね」「次も出るんでしょう?」「元気ですか?」など。先日は、私が不在の時に、近くにお住いの高齢の女性Kさんが、自宅を訪ね、「投票したのに残念でした。また頑張ってほしい」と、ハウスみかんを持参された◆翌日、お礼に行ってきた。「わざわざ挨拶に来られるなんて、ありがとうございます」の声に、思わず「頑張ります」と答える私がいた。今では、敗戦のショックから立ち直り、障がい児のデイで働き、一人ひとりの子どもたちに必死に向き合う毎日だ。なのに、市議会議員としてやり残した事があり、時折、「何で負けてしまったんだろう」などと悔やむ自分がいる◆今では、革靴を履くことも、ネクタイを締めることも、そして、様々な陳情を聞くことも無くなり、殆んどストレスを感じることが無く過ごしていることに気づかされる。寂しくもあるが、心身ともに、充実した日々を送っている。それでも、「また、頑張ってほしい」と言われる方たちがいらっしゃる◆四年後の選挙に私が出なければ、この地域は草刈り場と化してしまう。そして、せっかく築いてきた支持者の方たちとの絆が無くなってしまう。しかし、先の選挙を見る限り、いくら実績があったにしても、選挙の時には73歳となる高齢の私の返り咲きは、非常に難しいことだと思っている。今になって、三年前に亡くなった弟の生前の「兄貴、議員はもういいんじゃ、今からは人のためじゃなく自分のために生きたら」の言葉が心に響く。

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