徒然日記 Vol 668
賢いツバメと愚かな人間
職場の軒さきにツバメの巣があり、先月、家族ともども巣だったかと思ったら、その後に次のつがいがやって来た。そして、三羽の子どもが生まれて、今、親鳥は子育ての真っ最中だ。私が口で「ちっちっち」と音を出すと、三羽のヒナが親鳥かと思って、巣から首を出して、黄色いくちばしを広げて鳴く。二・三週間もすると、前の家族と同じように巣立って、川沿いの草むらに巣を作り、暮らすのだろう。そして、夏の終わりには温かい土地に移動する。それにしても、自分で巣を作らずに、出来合いの巣で、せっせと子育てをするとは、賢い鳥だ。人間界では、子育てもできずに、子を殺す親がいる。賢いはずの人間が、戦争をして殺し合いをする。人間こそが、生き物の中では、一番残酷で愚かなようだ。
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