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2023年6月

徒然日記 Vol 666

闘いは続く

 先日休みの日の午後から、トマトやサツマイモなどの世話をするために高森に行ってきた 。一カ月ほど前に、猿対策で、ヘビの作り物を畑の近くに置いていたが、サツマイモの苗が根こそぎ掘りかえされていた。イノシシの仕業だ。これまで、高森で8年間ほどサツマイモを作り続けてきた◆昨年は、猿にやられたものの、イノシシの被害は初めてのことだ。これまでに、畑以外の家から離れた荒れ地が、ミミズを探すイノシシによって掘り返されたことは、何回かあった◆ということで、今年は家屋の近くの土を耕し畑を作った。人や動物が近くを通ると、ライトが点灯するようになっている。しかし、やられてしまった。幸いにも、苗は元気だったので、土を集めて、また植えなおした。近くの、ネットをかけたブルーベリーは、大丈夫で、熟した実をたくさん収穫することができた◆トマトも、たくさんの実をつけていて、二週間ほどで収穫できそうだ。今後、猿や鹿やイノシシなどに作物が荒らされないように、今度の休みには、柵を作りに行こうかと思っている。動物たちとの闘いは、まだまだ続くのだ。

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徒然日記 Vol 665

ボコボコにするのは無しにして

 発達障害児のデイで働き始めて、やがて二ヵ月となろうとしている。仕事自体には慣れたものの、幾人かの子どもの言動が気になる。私たちが子ども時代にそうであったように、小学生が「うんち」や「ち〇こ」などの言葉を発して面白がるのは、ある意味仕方がないこと。しかし、チクチク言葉と言われる、「死ね」「うざい」「くそ」「カス」などの、相手を傷つけるような言葉を、小中学生の男子たちが、毎日のように平気な顔で口にしている◆先日は、ある中学生男子が、小学生と遊んでいた私の背中に、プラスチックのオモチャをふざけて投げた。注意した後、今度は、部屋の壁をドンドンと叩いて回る。そして、小1の男子には、うるさいからと「あっち行け、死ね」などと言っていた。私は半分キレかかり「何回も言葉で注意してもわからないのならば、今度はボコボコにする」と伝える。すると「先生がそぎゃんことして、よかと?警察呼ぶバイ」と言う。私は「どうぞ警察を呼んでください。あなたをボコボコにして、仕事をやめるけん」と伝えた。その子は、私の剣幕に恐れをなして「もうしないから、ごめんなさい」と言う◆相手に対する優しや思いやりが無く、平気で人を傷つける、自己中の典型だ。父親不在の家庭で、きちんと叱られたこともなく、我がままに育ち、屁理屈だけは言う子ども。誰もきちんと、その子に向き合ってこなかった結果ではなかろうか?私は感情的になってしまい、本当は口もききたくないほどだったが、しばらくして、その子を呼び、ドラムスティックを渡して、リズムを刻む練習をした。私のギターに合わせて、上手にリズムを刻むことができた。ギターにも触らせ、コードを教えた。しばらくしたら飽きて、テレビを見て過ごしていた◆夕方、私が自宅まで送る時、何も無かったかのように「先生、帰りに飲み物を買いたいのでコンビニに寄ってもらっていいですか?」と言う。いつもは、黙って家に入るのに「さようなら」と言って別れた。家庭のしつけ以前に、持って生れた悪しき性格というものは、なかなか変えられないものだ。それでも、私は諦めずに、この先も、その子に向き合おうと思っている。もちろん、ボコボコにするのは、無しにして。

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徒然日記 Vol 664

繋ぐ人として

 これまで市議会議員として、地域や様々な現場の実態を知り、その実態の改善に向けて、市の担当に繋ぎ取り組んできた。今、働く現場でも様々な課題が見えて来る。初めて働いた県の知的障害児施設「肥後学園」は、政治的な圧力により潰された。労働組合の役職に就き、働く職員の処遇改善等に取り組んだ時も、そうであったように、課題の解決のための行きつく先は、「政治」なのだ。個々の児童の取り巻く環境は、学校や家庭や、働く職場のデイなどだ◆子どもたちは、それぞれの場所で精一杯頑張っている。しかし、個々の児童がいくら頑張っても、学校や家庭などの環境が改善されなければ、その子の未来が見えてこない。ある子に前日の夕食内容を聞けば、シーチキンだけのおかずだったり、ある日は、カップ麺の焼きそばだったりする。母親と兄との三人暮らしだが、母親自身が片付けや食事作りができない。それでも、愛情を持って子育てをされている。家族への支援が必要だ◆小学一年生のある子は、難病を持ち、オムツをつけて支援学級に在籍している。母親が入学の時に校長に「おむつ替えのための職員の配置」を願った時に、校長は「ここは託児所ではありません」と答えたという。担任の教師は、その子が学習を拒否し、泣きわめくので授業の途中での引き取りを、電話で保護者に要望した。以後、私の職場の代表が動き、生活面を支援する職員が、今後、配置されることになった。インクルーシブ教育の何たるかを知らない校長と、授業を受けないからと、教育することを放棄する職員がいることの現実に、呆れてため息しか出ない◆学童保育の厳しい現場の声も聞こえてきた。たった三人の職員で、一人は事務整理に追われる中、二人で60人の小学一年生を狭い施設の中で、見ているという厳しい現実。働く職員にとっても、子どもたちにとっても悪しき環境だ。私が見た聞いた現場の実態を、M市議に伝え、改善に向けての取り組みをお願いしている。いきなり改善されることはないにしても、実態を知らせることが重要だ。諦めたら政治は変わらない。これからも、一市民として「繋ぐ人」としての役割を果たそうと思っている。

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徒然日記 Vol 663

季節の移ろいの中で

 梅雨に入った。雨の中、紫陽花の花が綺麗だ。季節の移ろいの中で、花や生き物たちの姿に心が動く。5月から働き始めた職場の軒には、ツバメの巣があり、4羽のヒナが生まれ、親鳥が毎日餌を運んでいた。ピーピーと鳴くヒナたちの姿に癒された。そして、6月になり、ヒナたちも飛び立った。今は、きっと、川沿いの草むらのどこかで家族で暮らし、夏には南方に渡っていくのだ◆空っぽになった巣を見ながら、寂しく思うものの、また来年も、きっと帰って来るのだろう。先日の休みの日には、高森に行き、5月に植えたサツマイモやトマト、そして、以前から育てているイチゴやブルーベリーの世話をしてきた。イチゴも少しだが収穫できた。ブルーベリーには、たくさんの実がなっていた。梅雨が明けるころには収穫できるだろう。鳥や猿などに食べられないようにネットをかけてきた◆昨年は、サツマイモが猿にやられた。8月頃に、サツマイモの苗が抜き取られ、サツマイモになりかけの実が全て無くなっていた。イノシシが畑を荒らすとは聞いていたが、まさか猿とは。今年は、家屋の近くに畑を作りなおした。猿が来れば、防犯灯が点滅する。さらに、猿の嫌うヘビのダミーを作り、サツマイモの苗とブルーベリーの近くに置いた◆サツマイモの実がつく頃に、また、猿がやって来るだろう。もしかしたら賢い猿のこと、作り物のヘビなどものともせずに、ブルーベリーも含めて、食べてしまうかもしれない。猿も生きるために必死なのだ。食べられてしまったら、また来年に向けて、風の動力で動くヘビを作ったり、などの対策をしなければ、などと考えている。一番の対策は、高森に住むことなんだろうことは、わかってはいるのだが、今のところ、先行きが見えないから、仕方のないことと思っている。しばらくは、猿やイノシシたちなどの生き物たちとの共存の暮らしが続く。

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徒然日記 Vol 662

うぜえ~っ

 発達障害児の放課後デイで働き始めて、やがて一カ月が過ぎようとしている。小1~中2の男女の10数名と知り合った。いつもは大人しいのに、気に入らないことがあると、パニックになり怪獣と化す女の子もいれば、普段は、私に悪たればかり垂れていながらも、下級生には優しく接することができる子、などもいる◆私自身がそうであるように、人は色んな一面があっていいと思っている。しかしながら、中には、ほんと性格が悪い子もいたりする。ある子の初めて宿題をする姿を見て「すごい、がんばれ~」と声をかけたら「うぜえ~っ」と言われてしまった。褒められたら嬉しいはずなのに、照れ隠しかもしれないが、可愛げが無い◆気になる子どもたちの姿を見ながら、いつかは、世の中に出ていく身であるのであれば、少しでも、その手立てを身に着けてほしいと思ってしまう。今や、雇用する側が望む人間像は、学歴や見てくれなどではなく、働く仲間との協調性があり、仕事に対して前向きにコツコツと頑張れるのか、そして何よりも求められるのは、性格の良さだ◆誰しも欠点はあるものだ。しかし、人から嫌われる性格は、生きていく上で、大きなマイナスだ。それぞれの子どもたちとの接し方もわかって来たものの、今でも、時々、ブチ切れそうになるのをこらえている自分がいる。どこまで、その子に関われるのか、その子に責任が持てるのか、今、自問自答する私がいる。

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