徒然日記 Vol 657
我が心に、亡くなった人たちが生きているように
私には孫が二人いる。18歳になり、この春から働き始めたR男と、中三15歳のN美。誰に似たのか、二人とも朗らかで、優しくて、いつも私たちを和ませてくれる。R男は、高校時代までは、毎朝、起こさなければならなかったが、働き始めてからというもの、自分で早起きして出かけるようになった。職場では、皆から可愛がられているようだ◆N美はといえば、不器用なR男に比べ、要領がよく、甘えるのが上手で、家の手伝いを頼んでも、すぐに動かないことが多い。それでも、少しずつ成長し大人になっていくのだ。あと、10年もすれば、それぞれに彼女や彼氏ができて、いずれ結婚するのだろう。いつの事かはわからないが、ひ孫の顔を見るまでは生きていたいと思う◆二人は、殆んど喧嘩もすることなく、仲が良く、時折、猫のようにじゃれ合ったりしている。彼らが、子どもを産み育てる頃、この世界はどんな風になっているのだろうか。市議会議員として、心を育み、人を育て、明るい未来を築くために、そして、子どもたちの未来のためにと、汗してきた。しかし、この世界の未来は、あまり明るくはないような気がする◆二人が、いつの日か、幾度か大きな壁にぶつかる時に、お互いに助け合って、乗り越えてほしいものだ。その時に、私がいないことが、思いのほかに寂しく、悲しい。亡くなってしまった身内や、親戚や、先輩などの多くの人たちが、今でも、私の心の中に生きているように、いつの日か彼らの心の中に、私がいることを願っている。
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