徒然日記 Vol 654
K女史のこと
この熊本で、私に元気をくれる三人の女性がいる。言わずもながの連れ合い、あさ子ばあば。そして、K女史だ。K女史とは、10年ほど前に村上市議に紹介された方だ。車いすでの暮らしを永くされている。県や市の福祉に関わる委員など市民の代表としても、活躍されてきた。地域の中で、住み慣れた家で、いつまでも暮らせることを願って、自分自身だけでなく、障がい者や、高齢者のために活動をされている方だ。私は、彼女に対する、市としての福祉サービスの在りようが、私たちの将来の暮らしを左右する、と思っている◆そういった意味で、K女史には「私にとってのリトマス試験紙」と言ってきた。おつき合いをさせていただいたこの間、市の福祉サービスの脆弱さや、縦割り行政の弊害、働くヘルパーの不足や、その資質のあり方など、多くの課題等が明らかになった。その都度、いくつかの指摘や助言をもらいながら、改善に向けて取り組んできた。しかし、私の思うところの福祉社会には程遠く、私が生きている間に実現は不可能だと思っている◆元気だった高齢者が、認知症や障がい者となったその時に「なんだこのサービスは」と、憤っても、手遅れであり、それが日本の福祉なのだ。市議として、もう一期務めて、やり残したことに取り組むつもりだった。だが、それも叶わない。K女史は、後援会のメンバーだが、コロナの感染などの危惧もあり、役員会や総会などにはなかなか参加ができない身だ◆しかし、家に出入りされるヘルパーさんなどに、私の紹介をして、支持者拡大に取り組んでいただいた。ある意味、彼女の家が、私の宣伝の拠点にもなっているのだ。選挙前には、後援会に寄付もいただいた。落選した後も、選挙情勢や、後援会組織の今後や、私の身の振り方等含めて、俯瞰的な視点からの貴重な助言や励ましをもらっている。これからも、私を支えていただく大切な方だ。議員の身分は無くしたが、この先、自分に出来ることとして、K女史の暮らしを支える取り組みを、継続していかなければと思っている。
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