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徒然日記 Vol 646

多くの人に助けられて

 落選の翌日の月曜日、眠れないまま朝を迎え、市役所に集合した挨拶回りの当選の組織内議員と組合役員に挨拶の後、落選した者として、一人で昼まで組合関連の団体に足を運び、挨拶回りをした。午前中、駐車場に車を停めて、ご近所で支持していただいた方にお詫びとお礼の電話をした。すると、その方がいきなり「今朝、家族で話し合って、福永さんを私の会社で働いてもらうことにしました」と言われた。会社とは、発達障害児の放課後デイだ。いつか、冗談で「落選したら経験者の僕を雇ってください」の冗談を覚えていらっしゃっての言葉だ◆私は「えっ。僕は今年で70歳ですよ」と言うと、「わが社は高齢者に優しい職場なんですよ。元気であれば75歳まで働けます。ちなみに今回欠員があり募集かけていたけど、福永さんの面接はすでに終わっているので、これまでの恩返しの意味でも、雇うことにします」と言われた。今年度は前年度の収入に対しての税金納入をしなければならない。蓄えも少なく、年金だけでは、暮らしが成り立たない◆落ち着いたらば「仕事を探さなければ」と思っていた矢先の、落選の翌日の午前中に、その言葉をいただいた。私は、泣いていた。その温かさと優しさに触れ、車中で号泣してしまった。以前、頭の上かどこかにある県職員労働組合書記長という肩書が無くなった時に、手のひらを返すように態度を変えた人たちを数多く見てきた。反面、今でも「ふくちゃん」とか「しょきちょう」とか呼んでくれる人がいる◆今回、市議会議員という肩書を無くした。しかし、捨てる神あれば、拾う神あり。人間万事塞翁が馬。私の人生は、いつも人に重責を頼まれ、その仕事を引き受け、精一杯頑張ってきた。そして、何かあるたびにいつも、多くの人に助けられてきた。今回も数えきれない方々から、「なぜ?信じられません」「身体と心を休ませ再起を願います」「負けても3期12年の実績は消えない」などの励ましの電話やメールをもらった。私の最高の財産は、それら多くの方々に出会ったことだ。落選の翌日の、18歳の孫からのメールには「12年間お疲れさま。爺ちゃんの高森での暮らしの夢が4年間早くなって良かったね」と。天命は、孫の言葉通り「もうよかバイ」と言っているのだろう。顔を上げて、前に進もう。

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