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2023年3月

徒然日記 Vol 638

コロナ禍で失ったもの・・・

 新型コロナウイルスの感染が始まって、三年が過ぎた。ここにきて、やっと感染者が減り、やがて収束に向かうのかと、期待をしている。先日から、マスク着用は個人の判断となり、5月の連休以降は、インフルエンザ並みの第5類として位置づけられる。今のところ、未だ安心できずに、マスク着用をしている人が、ほとんどだ◆いずれは、以前のような日常が戻ってくると信じてはいるが、いつかまた変異株が現れて、感染が拡大するかもしれない。それにしても、三年前には、こんなにも永くコロナ禍が続くとは、誰も思ってはいなかったことだろう。当たり前の日常の暮らしが、これほどにも大切なものだということを、全ての人たちが心に刻んだ、三年間だった◆そして、コロナ禍になって、私たちの社会は大きな変化を余儀なくされた。特に、子どもたち等の学習や、大人たちの働き方については、IT化により、家庭で対応できるようになった。さらには、地域での対面式の訪問や、大多数の集会やイベントごとなどが見直されるようになった。懸念されるのは、マスクをつけての会話や、IT化による、人間関係の希薄化と、孤立・孤独化だ◆特に、個人主義の人たちにとっては、コロナ禍の暮らしこそが、ある意味、干渉されることが少なくなり、楽だったのではないだろうか。自治会等の行事が、ほとんど中止になったことにより、地域の中からは、「行事が無くても何も変わらないのであれば、いっそのことすべての行事を見直してはどうか」という声が上がっている。生身の人間同士の豊かな温かな触れ合いの場が無くなり、電話やスマホやパソコンなどで事足りてしまう、世の中になってしまった。そのことが、コロナ禍でなお一層、加速されたようだ。この、三年間のコロナ禍で得たものもあったかもしれないが、それ以上に、多くの人たちが、人と触れ合うことの大切さを失ってしまったような気がする。そう思うのは、私だけ?

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徒然日記 Vol 637

サクラサク

 関東近隣では、桜の開花宣言が。この熊本も、日中は、20度以上の日もあり、桜がほころび始めた。様々な花が一斉に咲き誇り、春爛漫の季節がやって来た。そんな中、私の選挙は、4月9日で、残り一カ月を切った◆今回の選挙は、5つの区の内、中央区・東区・北区は、維新や参政党などの新人を含め多くの候補が乱立し、厳しい戦いとなっている。私の選挙区の北区は、今回定数が一名減り9名となった。現職の10名のうち8名が立候補し、新人が4人から5人となりそうだ◆実績の無い新人なんぞに、絶対に負けない自信はあるものの、油断は禁物。12年前の初めての選挙では、全市一区の選挙で、3505票で48人中38番目で当選。8年前は、初めての区割り選挙だったが、定数の10名しか立候補がなく、無投票当選。そして、前回は、3776票で10人中5番目だった◆できれば、4千票台に上乗せができればと願っているが、こればかりはわからない。残りの期間、地元を中心にコツコツと挨拶回りをして、投票所に足を運んでいただくようにお願いするしかない。4月9日には、桜の花は散ってしまっているだろうが、私の「サクラサク」ことを願って、ラストスパートだ。

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徒然日記 Vol 636

あなたの分まで生きてやる

 先日、肥後学園時代の同僚のH雄さんが亡くなった。葬儀に行けないので、本日、自宅に行き、最後のお別れをしてきた。彼が亡くなる前に、2月の中旬から週ごとに知人の3名が亡くなった。お二人は、地元の校区の先輩で、もうお一人は、西県議の初めての選挙で知り合った人。2月の初めにお会いした時は元気だったのに、突然亡くなってしまわれた。兄貴は、私の高校時代の同級生で、一昨年に病気で亡くなった◆H雄さんは、10年ほど前に、くも膜下出血で倒れて、その後、色々な病気にかかりながらも、奥さんの介護のもと、頑張って生きてきた。彼には、私が若い頃に「福永さん煙草か酒をやめないと長生きできんバイ」と、幾度となく言われたものだ◆煙草も酒もやらず、健康志向で水泳教室にも通っていた彼が、私よりも先に逝ってしまうとは、皮肉なものだ。毎週のように、葬儀に参列して思うのは、人の命のはかなさだ。人はいつかは命が尽きて亡くなる。それは必然のこと◆70年近く生きていれば、身近な人たちが亡くなっていくことは仕方のないこと。しかし、次々と知り合いが亡くなると、心にいくつもの穴が開いてしまったようで、落ち着かない。すっかり痩せ細ってしまい、別人の顔になってしまったH雄さんに手を合わせながら「あなたの分まで生きてやる」と、伝えて別れた。

 クモマグサ

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