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徒然日記 Vol 623

壊れる人々 

 最近のニュースで、学校・保育園・福祉施設・病院などでの、子どもや高齢者に関わっての事件が相次いでいる。保育園の通園バスでの児童の置き去り死亡事件をはじめ、保育園での虐待、学校現場での盗撮や、言葉によるものや身体的暴力等。この熊本でも、小学校の教師による度重なる暴言等により、児童が自殺に追いやられた。数年前には、高齢者施設で、介護職員が入所者の高齢女性に暴力を振るい、女性は亡くなった。医療現場でも類似する事件が起こっている◆本来、子どもや高齢者を守るべき、保育士・教師・施設の職員・看護師等が犯罪や犯罪まがいの事件を起こしている。中には保育園の園長自身が、置き去りや虐待の当事者という事件もあった。愕然とさせられるし、ゆゆしき問題だ。先日開催の、議会の厚生委員会で、今回の様々な事案に対して、熊本市としての、現状と今後の取り組みを聞いた。回答は「国からの通知文の発送、そして、今後はキャリアップ研修の充実化に一層取り組む」とのことだった◆私からは、子どもたちや高齢者の命や人権を守るために、市としての独自の取り組みをお願いした。しかし、命や人権を守ることができない、あまりにも疲弊した現場の実態を、どのように把握し、改善できるのかは、非常に難しいことだと思う。今回の事件等は、個人だけの問題ではなくて、現場の人員不足や、過密な労働などによる、ストレスが原因かもしれない◆さらには、そのことを放任してしまう、事なかれの理念なき職場の風土があるのかもしれない。そのことにより、子どもや高齢者の擁護者であるべき職業の人たちが、今や、大切な職業倫理を忘れ去り、心身ともに壊れつつあるのだろうか。壊れる人々を生み出すこの社会の未来は、非常に暗いと言わざるを得ない。熊本市としても、様々な事案の背景をきちんと分析しての、早急なる具体的な取り組みが望まれるところだ。

 

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