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徒然日記 Vol 615

空飛ぶ夢

 歳を取ったせいで、夜中にトイレに起きることがしばしば。それでも、しっかり、8時間程度は寝ている。近頃、夢に懐かしい人たちが良く出てくる。それも亡くなった、親戚の叔父さんや、弟たちなど。その人たちに紛れて、今も元気な、大学時代や高校時代等の友人たちも登場する◆内容は、一緒に街をさまよっていたり、何かに追われて逃げ回っていたり。いずれも、あまり楽しくない夢が多い。今は見なくなったが、若い頃には、空を飛びまわったり、空中に浮いたりする夢をよく見たものだ。夢の中の私は、いつも、気持ちよく空中を漂っていた◆今でも、最高に気持ちの良かった夢はと言えば、金峰山(中学時代によく登った熊本の山)の頂上に立ち、風を受けて、両手を広げて、街を見下ろして飛び回った夢だ。しかし、30代になってからというもの、空飛ぶ夢を見ることが無くなってしまった◆もう一度、空飛ぶ夢を見るためにはどうしたらいいのだろうか?歳を経て、現実にまみれていては、きっと無理な話だろう。それでも、いつの日か、この世を去る時には、この身体も焼かれて、煙になって空を飛べるはずだろう。

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