徒然日記 Vol 603
まだまだ生きてやる
中学時代の同級生のT君が東京から、終活のために熊本に久しぶりに帰って来た。そして、明日会う約束をした。同級生で集まれないかと、幾人かに連絡した。ところが、K君の携帯が「現在、使われていません」と、繋がらない。早速、今日、西原村に住む兄貴さんを訪ねた。K君は?と聞くと、「一昨年の12月にワクチンの接種後にショック死した」との返事。もしかして、とは思ってはいたが、最悪の結果だった◆一年と8カ月も前に亡くなっていたとは、ショックで、言葉を無くしてしまった。彼とは、小学校、そして中学校でも同級で、50年以上の付き合いで、私たち夫婦の披露宴の司会もしてもらった仲だ。独身の頃は、よく一緒に酒を飲み、お互いの曲をギターで弾き、歌ったりしたものだ◆二年前だろうか、「いつか一緒に天草に釣りに行こうかね」と話をしたのが最後だ。兄貴さんは「バタバタしていて、誰にも知らせず、葬儀は家族ですませた。知らせることも無くてごめんね」と言われた。私がため息をつくと、兄貴さんは「人はいつか死ぬんだよ。仕方ないこと」と言われた。それにしても、コロナに感染しないようにと、打ったワクチンで死んでしまうなんて、皮肉なものだ◆確かに、人はいつか死ぬのだ。しかし、二年ほど連絡をしていなかったことに気づき、今さらながら後悔している。来年は、同級生の皆は70歳になる。歯が抜けるように、いずれは、みんな歳を重ねて、亡くなっていくのだ。僕も、あと何年生きられるのかはわからないが、生きている自分は、亡くなってしまった人の分まで、精一杯、まだまだ生きていくしかないのだ。
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