徒然日記 Vol 605
敗戦の日に
本日、8月15日の終戦記念日に、家族で墓参りに行ってきた。車中で、中二になる孫のN美が「今度、修学旅行があるけど行きたくない」と言う。聞けば、皆と一緒にお風呂に入ったり、一緒の部屋に寝るのが嫌だと言う。もっともな理由か。そして、行き先が広島と京都で、広島は、平和学習で行くという◆N美は、「小学校の時も長崎に行って、平和が大事と勉強したのに、何で二回も行くんだろう?それに、私たちがいくら平和の大切さや戦争の怖さを勉強しても、戦争は亡くならないし、意味ないんじゃ?」と言う◆私は、一瞬、言葉を失う。それでも私は「平和の大切さをきちんと伝えていかないと、大変なことになるよ」と言うが、聴く耳を待たないN美だった。N美の主張はある意味正しい。時の権力者たちこそが、平和の大切さや、戦争の悲惨さを知るべきなのだ◆だからといって、私たち市民が国民が、平和の大切さを忘れてはいけないし、平和を求めることを諦めてはいけない。多くの人たちが、諦めた時に、この日本も戦争に巻き込まれるのだ。しかし、私の人生の1/4も生きていない孫が、「どうしようもない」と思ってしまう、この世界って、なんだろう?ため息の敗戦の日だ。
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