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徒然日記 Vol 596

木が気になる

 やがて、八年ほどになるだろうか?議会で、街路樹等の管理について、質問した。内容は、街路樹や低木の適正な管理に加えて、伐採や間引き等を要望した。木を切れという趣旨もあり、同僚議員からも「緑は守るべき」と疑問の声が上がった。それでも、問題点を指摘して執行部とやり取りをした◆当時の私の主張は、街路樹や低木により「見通しを悪くして事故に繋がっている」「台風などでの倒木や枝落ち等で危険」「イチョウなどの枯れ葉の清掃が大変」「樹木の成長により、道路が傷んでいる」「低木が歩道を狭くしている」等をあげた。対策としては、見通しを悪くしている樹木の伐採や、狭い間隔で植樹されている街路樹の間引きや、歩行者の妨げになる低木の撤去等を提案した◆しかし、地元のイチョウの木が二本伐採されたものの、市全体としては、その後もほとんど改善はされないままに過ぎた。そして、昨年になり、市として街路樹等の適正管理策として、伐採等の計画を市民に示した。しかし、地域の住民の方々の反対にあい、中断された。現在は、地元への丁寧な説明により、少しずつ計画が実行されている。そもそもは、数十年前の緑の倍増計画として、県市がともに街路樹等を、無計画に至る所に植えたことによるものだ。当時は、地域の方々の要望により、イチョウや楠やケヤキ等が植樹された◆ところが、今になって、大きき育ち、古木となり、倒木の危険もあり、管理費も増大し、伐採を始めたものだ。あれから八年、大きく成長した楠やイチョウが、短く伐採されたり、間引かれたりしている。植樹をする時に、将来を見据えて、街中に適した樹木を選び、適正な間隔で植樹し、適正に管理していれば、伐採も間引きも必要はなかっただろうに。八年前の私の提言がやっと実行されているものの、木が好きな木工職人としては、仕方がないと思いつつも、複雑な気持ちでいる昨今だ。

👇木に優しく人に厳しく

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