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2021年10月

徒然日記 Vol 545

言いまつがい

 しばらく、選挙関連のブログが続いたので、今回は、別なお話。

 言いまつがいは、「言い間違い」の、言い間違い。コピーライターの糸井重里さんが流行らせた言葉のようだ。「いいまつがい」という表題の、文庫本も出版されていて、面白い言い間違いの事例が、いくつも掲載されている。私の高2の男の子の孫も、「シャチハタ」を「シャチホコ」と言い間違いをしたりして、私たちを笑わせてくれる。先日は「日本人のプロのテニスプレーヤーで世界的に有名な人は誰だったかな?」と聞くと「カタコリだったかな?」と答えた◆この話は、言い間違いではなくて、もうすでに亡くなってしまった弟の「勘違い」の話。弟が30代の頃に、ジュースを飲みながら私に「やっぱり100㌫カジルはうまい」と言った。「カジルって、カジュウのこと?」と聞くと「なにそれ?」と言う。私に指摘されるまでの数十年間、果汁をカジルと思い込んでいたようだ◆墓の中に入ってしまった弟には悪いが、今更ながら、あの時の驚いた弟の顔を思い浮かべると、笑ってしまう。二年前の選挙では、私と同じ県職労出身の西聖一県議の選挙カーに乗ったマイク担当の女性(労組の事務所の書記)が、ラブホテル街を走行中に、思わず「子づくり支援に頑張る西聖一です。よろしくお願いしま~す」と言ってしまった◆「子育て支援」と言うべきところを、きっと、ホテル街を見て、「子づくり」と発想が飛んでしまったのだろう。選挙カーに同乗していた者は全員ずっこけた。ホテルを利用していたカップルも、さぞや驚いたことだろう。いずれにしても、日本語って難しいものだ。私も、言い間違いだけではなく、勘違いも含めて、笑われないように気をつけなければと思う。

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徒然日記 Vol 544

お見送りが、追っかけに

 今日は朝早くから、熊本3区から出馬の社民党推薦の馬場さん(県職員時代の労組の先輩)の応援のために、選挙カーの見送りに出かけた。しかし、朝の渋滞にはまり、見送りの時間に間に合わず、次の街頭演説の場所に向かった。途中で運よく、選挙カーと遭遇し、そのまま一時間近く選挙カーの後をついて回り、「お見送り」が「追っかけ」になってしまった◆選挙カーは、川沿いのいくつもの小さな集落をまわり、家の中から声を聞きつけて、幾人かの支持者が道路まで出てきてくださった。そのたびに、馬場候補は、車から降りて挨拶をされていた。集落を抜けて、温泉センター前で街頭演説を10分程度された。私は、持参した栄養ドリンク3本を、馬場さんに渡して別れた◆選挙戦は、残り三日間。候補者にとっては、今が一番、心身ともにきつい時だ。しかし、私よりも一つ上の馬場さんは、声も枯れてはいなくて、元気だった。自民党現職が優位とわかっている中、それでも、必死にあるべき政治の姿などを、熊本弁を交えて訴える馬場さんの姿に、自分の選挙の時の苦労を重ねて、他人ごとではなく、胸が熱くなった◆マスコミの報道では、熊本選挙区の1区から4区まで、自民党と保守系の候補が優位で、野党候補は全滅という。それでも、無党派層の3割から4割は、だれに投票するか決めていない。このままの政治で、良いはずはないのに、また、自民党が圧勝してしまうのだろうか。明日の午後は、一区濱田候補の選挙カーの先導だ。結果は後からついて来る。投票日まで、できることを精一杯頑張るだけだ。

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徒然日記 Vol 543

今の政治を変えるために

 今度の日曜日は、衆議院選挙の投票日だ。私は、無所属の議員だが、今回の選挙で、この一区から立候補している、立憲民主党の濱田大造候補を応援している。今回、候補の乗る選挙カーの先導として二回乗車し、28日にも乗車予定だ。そして、いくつかの集会に支持者の参加を呼びかけてきた。私は、今の自民党の政治を変えなければならないと思っている。これまでの政治は、だれも責任を取らない、金持ちと企業のための、人に寄り添うことのできない政治だと思っている◆先日、地域の防犯の見守り活動時に役員の先輩方に、演説会の案内をしたところ「夜の7時は、飲む時間。無理バイ」「あんたが出るなら応援するけど」などと言われた。私が若く、髪の毛がフサフサであるならば、立候補するところだが、それも叶わない。ちなみに、違う選挙区では、私の県職時代の先輩の馬場さんが、社民党から立候補して、この選挙戦を戦っている。やがて70歳にもなるというのに、その元気とやる気に敬意を表する◆政治を変えるには、投票所に行き、野党候補に投票することだ。しかし、今回の選挙は以前にも増して、投票率が下がるだろう、と言われている。交差点で濱田候補が演説している時に、70代とおぼしき男性が私たちをつかまえて「こんなところで演説しても誰も聞いてはいない。税金の無駄遣いだ」と、激しく抗議された。自民党支持者かと思ったが、「投票に行っても何も変わらない」と捨て台詞を吐いて行かれた◆投票に行かなければ何も変わらないというのに、投票に行かない国民が半分近くいらっしゃる。政治をあきらめた人や政治に無関心の人たちが動けば、この国の政治は、大きく変わるというのにだ。選挙戦は残り数日。声を枯らして訴える濱田候補を見ながら「めげずに、諦めることなく、できることを精一杯がんばろう」と誓う。今の政治を変えるために・・・。

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徒然日記 Vol 542

目立たずコツコツと

 昨年来、コロナの影響で、地域の行事もできず、活動がやや停滞気味だ。校区の夜のパトロールや、資源物回収は実施しているが。どんどや夏祭りなど行事は、全て中止となった。毎年、市全域で実施されてきた、春と秋の一斉清掃も、昨年から中止されている。そのために、地域の駅周辺や線路沿い、歩道等に、雑草が生い茂っていて気になる◆そんなある日の午後、車で移動中に、踏切近くで座り込んで雑草を鎌で刈っている人を見かけた。踏切を渡って曲がると、別な方が、歩きながら空き缶などのゴミを拾ってらした。いずれも70代ほどの男性だった。地域のために目立たずコツコツと活動されているその姿に、感謝するとともに感動した◆この夏、近くの公園の草が伸び放題になっていた。自治会長の呼びかけで、草払い機を持っている私を含む三人で、二時間ほどかけて除草した。秋の一斉清掃は無くなったが、会長に相談して、有志を集めて、駅周辺とかの気になる所の除草をしようかと思っている。私が出しゃばると「議員の売名行為かい?」と言われかねないので、陰で頑張らなければ。

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徒然日記 Vol 541

誰のために何のために

 私は男ばかりの三人の兄弟の、長男。弟の二人は、順番を間違えて、もうこの世にはいない。この10月で、一番下の弟が亡くなって丸二年となり、三回忌を迎え、母と妻と、墓参りに行ってきた◆線香をあげて、拝みながら生前の弟の言葉を思い出した。癌の宣告を受けた、その弟からある日「兄貴、人間いつ死ぬかわからんよ。人のために頑張るのをやめて、もうそろそろ自分のために生きたら」と・・・◆そう言った弟こそ、癌と闘いながら、職場の後輩や会社のために最後まで頑張ったと(葬儀の日に弟の部下から)聞いた。そして、弟の言葉と裏腹に、私は2年後の四期目となる市議会選挙に立候補予定だ◆特定の、誰のためでもなく何かのためにでもなく、自分自身の思う理想の社会に少しでも近づけるために、また汗したいと思っている。お墓の前で手を合わせながら、弟に「あんたと同じで、もう少し頑張りたいんや。わかってるだろう」と呟く私だった。

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徒然日記 Vol 540

勘弁してくださいよ~

 議員になって10年が過ぎた。議員のやるべき仕事の基本は、私たちの税金が私たちのために、きちんと正しく使われているのかチェックすること。そして、何よりも市民の方々の御困りごとなどに寄り添って、その課題解決を図ること、と思って汗をかいてきた。議会ごとに、市議会だよりを2万世帯以上配布している。配布するたびに、紙面の「市政の相談や地域の要望などお気軽に」の欄を見て、電話をかけて来られる方がいらっしゃる◆主な相談事は、街路樹や道路、公園等の整備やゴミ収集等に関わる環境等に関わるハード面の改善の要望がほとんどだ。時折、医療や福祉等の暮らしに関わる、制度や政策としてのソフト面の苦情や改善などを望む声がある。これまでに、そのたびに、できることは行政に繋いで、改善等を図ってきた。しかし時々、「なんだかな~」と言いたくなる相談を受けることがある◆「水泳教室のバスが経費節減のために、私の家まで巡回しなくなって困っている。社長に話をして巡回するようにしてほしい」「お墓を探しているが見つからない、探してくれないか」「隣人と境界で揉めている、解決してほしい」等々。いずれも、市の行政とは直接には関係の無い事案だ。それでも、きちんと話を聞き、何らかの解決策を一緒に考えるようにしている◆個人レベルの相談を持ち込む方たちに共通するのは、市議会議員に頼めば、何でも解決できると思ってらっしゃる高齢の方が多い。市民の方々の要望は様々。税金で働く議員として「地域の御用聞き」の役割もあるのかもしれないが、「勘弁してくださいよ~」と叫びたくなる時がある。それでも、その方にとっては切実な問題だ。行政や、弁護士や知人などに相談して、解決に向けて助言等をするようにしている。先週、市議会だよりの地域配布が終わった。今後、どんな相談事が持ち込まれるか、ドキドキしている。

 

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徒然日記 Vol 539

コロナのせいで・・・!?

 私の知人で、永年、車いすで生活している女性Kさんがいらっしゃる。様々な病気を抱えながらも、いつも明るく、朗らかで、私が元気をもらったりしている。先日、そのKさんから連絡と相談があった。聞くと、県内でも有名な大病院のかかりつけの医師から「コロナのせいで、Kさんが服用している薬の10種類中9種類が、手に入らなくなる」と伝えられた、という◆早速、県と市の担当課と、真偽含めて、やり取りをしたところ「薬剤製造の最大手の日医工が薬の不正製造により、業務停止命令が下され、多くの薬の提供ができないでいる」「不足分については、今後ほかの薬剤を使うこともある」「コロナの重症患者への薬剤としてリウマチの治療に使われるステロイドが世界規模で不足したが、現在は落ち着いている」との回答だった◆その回答を受けたKさんが先日通院して、お医者さんに事実を伝えたところ「知りませんでした。勉強不足でした」と謝罪されたらしい。日医工の不祥事により薬剤が不足しているという事実は、薬剤師会では常識となっている。しかし、国や県からの医療機関に対する通知文には、薬不足の対応等しか記載が無く、薬不足の原因が明記されていないために、医者の中で「コロナのせいで薬が不足する」という噂が広がっているようだ。それにしても、薬を処方するお医者さんが、その事実を知らないとは、情けない話だ◆Kさんにとっての10種類の薬は、命を繋ぐ大事なものなのに、不確かな情報で患者を大いなる不安にさらすことは、軽率だと言わざるを得ない。再度、県と市の担当課に、薬剤の不足や患者対応等について、医療機関や医者への情報提供をきちんとするように、お願いをしたところだ。当初、マスクが大幅に不足したように、薬も「世界規模で薬剤製造の会社がコロナワクチン製造に集中しているために、その他の薬剤が不足している」と言われれば、何も知らない人は「そうなんだ」と思ってしまう。「だろう」が「だ」になってしまう世の中。これから先も、様々なデマや憶測に惑わされることなく、きちんと正しい情報を把握し整理し、人に伝えるようにしなければ、大変なことになってしまう。

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徒然日記 Vol 538

鬼が笑うかな

 名古屋の日本福祉大学夜間部を卒業して、実に40年以上が過ぎた。あの頃の仲間が私を含めて、あと1~3年間ほどで70歳になる。昨年の9月には、クラスのリーダ的存在だった、おゆみさんが癌で亡くなった◆若かったはずの皆は、生き残ってはいるが、すでに棺桶に片足を突っ込んでいる。おゆみさんが亡くならなければ、コロナの感染が拡大していなければ、今年は、この熊本で同窓会を開くはずだった◆しかし、それも叶わず、皆との再会の日のめどが立たない。クラスの仲間は、北は北海道から、南は私の熊本まで、全国で暮らしている。コロナしだいだが、来年には、おゆみさんの偲ぶ会を名古屋でしようか、との話だ。鬼が笑うかもしれないが来年が楽しみだ◆来年の夏ぐらいからは、次の市議会議員選挙に向けて、忙しくなる。それでも、日程が決まれば、皆に会いに行かなければ。そして、何よりも、おゆみさんのお墓に線香をあげなければ、と思っている。

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徒然日記 Vol 537

額の汗を拭きながら

 10月だというのに、毎日30℃越えの夏日が続く。歳を重ねるたびに、夏の暑さが身に堪え、未だクーラーは稼働中。地球温暖化の影響で、地球規模で毎年、気温が上昇しているのを肌身に感じる◆何とかしなければと言いながらも、地球温暖化に歯止めをかけるには、「時すでに遅し」という学者もいる。もしかして数十年後には、日本の四季も無くなっているかもしれない◆2006年6月から7月にかけて、車で北海道まで旅をしたときに、北海道を車で旅する全国からの多くの高齢の人たちに出会った。毎年、春から夏は北海道で、道の駅を拠点に車に寝泊まりしながら、過ごしているという夫婦もいらっしゃった◆私も、いずれリタイヤしたら、毎年、北海道めざして旅に出たいな、などと思う。そのためには、秋から冬までは、霞を食らいながら、ひっそりと暮らさなければならない。そんな夢を見ながら額の汗を拭く、真夏日の午後だ。

 

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徒然日記 Vol 536

第5波終息

 第5波のコロナの感染もおさまり、10月には、熊本県を含めて、全ての都道府県での緊急事態宣言や、まん延防止措置が解除された。先日、買い物に近くの商業施設の「ゆめタウン」に行ってきた。日曜日の夕方ということもあり、多くの人たちでにぎわっていた。飲み屋のアルコール提供も解禁になった。しかし、営業時間は20時までとなっている。それでも、街中は少しずつ賑わいを取り戻しつつある◆県内の感染者も、このところ毎日一桁で推移している。このまま落ち着いてくれればいいのだが、専門家によれば第6波は必ず来るという。10月30日には、市政報告会と後援会総会を予定していて、先日200人ほどの方たちに案内をした。総会は、9月に予定していたが、コロナで延期した。再び感染が拡大したら、今度は中止するしかないだろう◆コロナワクチンの接種も、全国で12月には終了する見込みだ。全国規模でコロナに対する抗体ができて、感染が抑え込まれればいいいのだが、新種のウイルス感染が広がれば、また、振出しに戻ってしまう。このまま終息に向かうことを祈るばかりだ◆来年には、医療現場の従事者から三回目の接種が始まる。マスクは外せないものの、少しずつ少しずつ、当たり前の暮らしに近づいてきた。といっても、以前のような暮らしには戻れないかもしれない。友人や知人との飲み会や、県外への研修などを計画したいものだが、もう少し様子を見るしかないようだ。まだまだ、我慢の日々が続く。

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