徒然日記 Vol 524
地域の絆で輝く未来を
10年前の春の市議選の初戦の時に借りた事務所には「地域の絆で輝く未来を」という看板を掲げていた。その後、その空き店舗には、整骨院が入った。その名も「きずな整骨院」。今も、多くのお客さんで賑わっている。あれから10年。私は、校区町内の自治会や校区防犯協会の副会長として活動してきた。5年前の熊本地震の後、校区自治協議会会長の発案で、校区防災員会を立ち上げて、その会長も引き受けた◆この間、様々な活動を通して、地域の絆を深めることの大切さを、身に染みて感じている。地域のために、熱い思いを抱いて活動する多くの人たちと知り合うことができた。しかし、時々、「あれっ」と思うようなことがある◆お正月のどんどやは、「火の粉や灰が飛んでくるのでやめてほしい」という苦情があったり、公園で遊んでいる子どもたちの声が「うるさい」と言う人がいたり、毎月一回の夜のパトロールで「拍子木の音がうるさいので、拍子木はやめましょうよ」という人がいたり、毎月の自治会の定例会でも「コロナの感染が拡大しているのに、なぜするのか」という人も。苦情を言う方たちは、50代以上の人が主だ。その都度、何のための行事なのか、地域活動なのかを、話したりもするが、基本的に活動自体に疑問や苦痛を感じている人たちなので、悲しいかな、理解は深まらない◆自治会の役員になりたくないからと、当番の年に、自治会を抜ける人もいる。このままでいくと、地域は壊れていくのではと心配でならない。将来は、心ある高齢者の一部の人だけが細々と活動するような時代がやって来るかもしれない。この地域の輝く未来は、あるのだろうか?それでもめげずに、日々の活動を通して地域の皆さんに、その大切さをきちんと知らせ、皆が一緒に安全・安心なまちづくりができたらいいと思う。
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