徒然日記 Vol 490
春はもうすぐ
まだ二月だが、少しずつ春の気配が・・。庭のプランターのバラや琵琶の木の枝から新しい芽が出てきた。コロナがいくら猛威を振るっていても、植物は、当たり前のことだが、毎年花を咲かせたり実をつけてくれる。私が30代の頃のいつの日だったか、近所の高齢の方が道端の満開の桜を見ながら言っていた言葉を思い出す。「あと何回、この桜の花を見ることができるのだろう?」と。ずいぶん昔の話で、その時には「まだまだ何十回となく大丈夫ですよ」などと話をしたが、その方はもうこの世にいらっしゃらない。あれから30年以上が過ぎて、自分自身があの頃のあの方の年齢に近づいて「あと何回の春を迎え、美しい花を見ることができるのだろうか?」と思うようになっている。年齢を重ねるたびに、植物たちの春の命の息吹に、一層心が温かく、そして愛おしくなるものだ。春はもうすぐ。
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