徒然日記 Vol 463
天然の母
私の母は7月で88歳。足腰が弱ったものの、まだまだ元気だ。しかし、思い込みが激しく慌てん坊なので、天然でのボケなのか、本当にボケてるのか判然としない時がある◆先日の夜、テレビで、トム・ハンクスが演じる「キャストアウェイ」という映画を家族で観ている時のこと。内容は、飛行機事故で無人島に流されて4年間過ごし、最後は丸太で船を作って島から脱出するという物語だ。島での生活のシーンを観ながら、母が「ひとり暮らしなんだ」と呟く◆孫たちが「ひとりぐらし~?!」と笑う。その後、手作りの船で荒波を乗り越えて脱出するシーンで、今度は「この人、役者さんにいいかも?」と呟く。今度は笑うに笑えず、家族みんなで顔を見合わせてしまった◆どうやら、ドキュメンタリーだと思っていたようだ。私が「これは映画で、彼は有名な役者だよ」と言うと、納得したようだ。にしても、無人島での一人暮らしの様子を、いったい誰がどこで撮影していると思っていたのだろうか?映画を観ながら、心の中で「ボケてんじゃねーよ!」と叫ぶ私だった。
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