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2020年10月

徒然日記 Vol 466

青春時代の終わり

 「あなたの青春時代は、いつ?」と聞かれたら、「名古屋の日本福祉大学に行っていた頃だ」と答えるだろう。大学受験に失敗して、一浪して、名古屋の大学の夜間に入学し、色々なバイトをして働きながら、通った。19歳からの5年間で、多くの人たちと出会い、様々な経験をした。そして、今でも多くの友人たちと親交が続いている。一年生の時にクラス分けがあり、僕はFクラスになった。安易なクラス分けで、五十音順に振り分けられていて、Fクラスは、は行の苗字の仲間ばかりだった◆8年前からだろうか、2~3年おきに、かつてのFクラスの仲間10人前後で、名古屋での同窓会を開催するようになった。数十年ぶりに会った仲間は、みんないいお爺ちゃんとお婆ちゃんになっていた。それでも、久しぶりに会えば、あの頃を思い出して、若かりし頃の話に花が咲く。先日、そのFクラスの仲間のFさんからメールが届いた。そこには「おゆみさんんが癌で亡くなった」と・・・。春先に肺がんが見つかったものの、進行を止められずに、自宅で家族に看取られて亡くなったとのこと。私より二歳上だったろうか?クラスのお姉さん的存在で、みんなが「おゆみ、おゆみ」と慕っていた人だ。おゆみさんの下宿が大学のすぐ近くだったこともあり、一年生の頃はクラスの仲間が集まり、夜遅くまでよく飲んだものだ◆大学3年の時だったろうか、ずっとサボっていた大学に久しぶりに行き、門の近くでばったりと、おゆみさんに出会った。僕に会うなり彼女は、「ようちゃん、近頃大学にも来ないで何してるの?前向きに生きなきゃ駄目じゃない」と叱られてしまった。そんな、おゆみさんとは8年前だろうか、30数年ぶりに再会した。私には、おゆみさんだとすぐわかったものの、おゆみさんからは私の顔を見るなり「だれ?」と言われてしまった。仲間の中で、一番顔や体形が変わったのが、どうやら僕のようだ。あの日、再会を約束して別れたのに、突然の訃報だ◆その晩は、いつもよりも多めのウイスキーを飲みながら、懐かしき思い出を振り返った。翌日の朝、携帯を見るとHさんから夜中に何回も着信があり、真夜中の2時頃のショートメールには「馬鹿」と書かれてあった。翌朝に電話をすると「昨夜はごめん。おゆみとの思い出が多すぎて、一人で飲んだくれて電話してしまった」とのことだった。来年は、この熊本でのクラス会を計画していたのに、もう二度と、おゆみさんには会えない。私の青春時代が終わったかのようで、寂しい限りだ

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徒然日記 Vol 465

コロナは続くよ・・・

 半年が過ぎたのに、新型コロナウイルスの感染は、未だ終息しない。世界規模で言えば、日本は感染者数が少ないものの、きちんとした対策を怠れば、いつの日か爆発的に感染が拡大するかもしれない。熊本市は4月に議会と執行部により「新型コロナウイルス感染症対策会議」を設立し、これまでに10回開催されている。熊本市は感染を抑え込むために、春以降、様々な対策を打ってきた。6月には終息するかと思えたものの7~8月から感染が再び拡大し、現在は4月並みの感染者数で推移している◆先日の会議では、執行部から警報レベルの見直しの提案があった。現在は、4段階中最高のレベル4だが、新たな生活様式を取り入れての暮らしを推奨するだけで、移動の自粛や集会の規制等も行われていない。議会からも、現状では、警報レベルと具体策の不一致が見られること、市民の警報レベルへの理解が様々であり、感染防止のための行動に差があること等により、より実態に即した見直しを求めてきた。来週には、新たな警報レベルと、レベルに即した感染防止のための具体的な対応策等が示される予定だ◆ちなみに、日本全国での人口10万人当たりの感染率を見ると、熊本県は15番目と上位に位置する。トップは東京、二番目は沖縄で、大阪・福岡・神奈川と続く。熊本は九州で三番目に感染率が高い。会議の中で、私から「なぜ、九州の中で三番目に感染率が高いのか、きちんと分析しての今後の対応が必要」と訴えた。具体的には「熊本県が他県に比べて、PCR検査数が多いのか?飲食店等の感染症対策が進んでいないのか?若者のマスクの不着用や移動が多いのか?等を検証すべき」だと、述べた◆私自身は、若者を中心とした無症状の感染者が、夜の繁華街等を移動しているのが、感染拡大の大きな一因であり、今後、若者へのマスク着用や、移動の自粛等を呼びかけるべきだと思っている。私の住む近隣の街中でも、高校生や20代の青年たちがマスク無しでいるのをよく見かける。リスクの高い高齢者は、外出も控え、用心に用心を重ねているのに、だ。いくつもの夜の飲み屋等でクラスターが発生したが、その客の中には三店をはしごした者もいた。新聞も読まない、テレビもニュースも見ない若者たちに、きちんとコロナ対策を呼びかけるためには、SNSの活用や、高校や大学などでの啓発活動が有効だと思うのだが。このままでは、コロナは続くよ、いつまでも、どこまでも、だ。

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徒然日記 Vol 464

弟、逝きて早一年

 五つ下の弟が癌で亡くなってから、早いもので明日で一年となろうとしている。私のメールには、弟とやり取りした多くの文章が未だ残っている。癌を宣告されて死を覚悟して、私たちに弱き姿を見せることもなく、癌と五年間闘い、逝ってしまった◆5年の間に、家族のために家をリフォームし、庭をきれいにし、身の回りの品物を整理し、墓を作り、遺言まで残した弟◆今さらながら、その生き様と死に様は、私にはできそうにもなく感心してしまう。子どもの時から、優しくて思いやりがある男だった。五つ離れているということもあり、一度も喧嘩をしたことがない◆いつだったか弟が元気な頃に、私の木工房がある高森に来て「この近くに土地を買って、キャンプ場を創り、息子と一緒に経営できたらいいな」と言っていた。夢は叶わず、この世を去った弟のために、明日、お墓に花を手向けようと思う。

 

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徒然日記 Vol 463

天然の母

 私の母は7月で88歳。足腰が弱ったものの、まだまだ元気だ。しかし、思い込みが激しく慌てん坊なので、天然でのボケなのか、本当にボケてるのか判然としない時がある◆先日の夜、テレビで、トム・ハンクスが演じる「キャストアウェイ」という映画を家族で観ている時のこと。内容は、飛行機事故で無人島に流されて4年間過ごし、最後は丸太で船を作って島から脱出するという物語だ。島での生活のシーンを観ながら、母が「ひとり暮らしなんだ」と呟く◆孫たちが「ひとりぐらし~?!」と笑う。その後、手作りの船で荒波を乗り越えて脱出するシーンで、今度は「この人、役者さんにいいかも?」と呟く。今度は笑うに笑えず、家族みんなで顔を見合わせてしまった◆どうやら、ドキュメンタリーだと思っていたようだ。私が「これは映画で、彼は有名な役者だよ」と言うと、納得したようだ。にしても、無人島での一人暮らしの様子を、いったい誰がどこで撮影していると思っていたのだろうか?映画を観ながら、心の中で「ボケてんじゃねーよ!」と叫ぶ私だった。

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徒然日記 Vol 462

さてさて・・・

 9月議会が終わった。そして、議会だよりの原稿も書き上げた。さあ次は・・・と思っても、手帳の日程は、会派の会議と地域の自治会等の関連の会議等の記載があるのみで、ほとんどが真っ白◆コロナは少しずつではあるが、落ち着いてきたので、昨年末以来の市政報告会を再開しようかと思っている。そのためには、先ずはコミュニティーセンター等の会場4か所を押さえなければならない◆報告会が終わった後には、後援会の役員会と後援会総会を開こうと思っている。日程を決めて案内状を作成して資料を作って、と忙しくなる。頑張らねば◆ただし、危惧しているのが、日程と場所を決めた後にコロナが息を吹き返すこと。その時は、仕方がないが延期しかない。さてさて、どうなることやら。

 

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