徒然日記 Vol 436
10年は・・・
議員になって来年の春で丸10年となる。10年は一昔、と言うが、あっという間だった。色んなことがあった。特に、北部豪雨災害に熊本地震、その間、幾度もの台風被害と今回のコロナ禍。災害の10年と言っても過言ではない。私は、災害があるたびに、地域を走り回り実態を把握して、市とやり取りをして、改善を求めてきた。しかし、今回のコロナの対応には苦慮している◆今回のコロナ禍は、世界にとって百年前のスペイン風邪以来の経験であり、対策として何が正しいのかが分からないままでの、走りながら考えながらの対応だ。先の議会の登壇時の質問の最後の締めくくりで、私は「コロナに翻弄されることなく、コロナ以外の今すべきことも行政として取り組むことが必要」「コロナの終息を見据えての次なる取り組みの準備を怠りなく」と話した◆昨年の選挙で、3776人の方から支持をいただいた。老若男女の全ての人たちのために、まだまだ、自分の経験や感性を信じて、実態を見聞きし、身体と心で受け止めて、様々な課題解決に向けて取り組まなければならない。私の携帯には、私を支持してくれる多くの方々の電話番号が登録されている。その中の幾人かは、この10年の間に亡くなってしまわれた。今でも、登録を削除せずに、時々、その方たちのことを思い出している◆名前を見て、それぞれの方たちの、お顔とともに「もっと福祉施策を充実してほしい」「地域のために頑張って」「あまり真面目すぎるのもいかんバイ」「煙草はやめて酒はほどほどに」等々の言葉が聞こえてくる。この先、市議会議員が一人でいくら頑張ったにしても、この国日本は、自分の思う理想の国とはならないと思う。けれども、国がダメなら、私の知る生きている人、亡くなった人たちのために、少しでも良き市政とするために、諦めずに、もう少しがんばるのだ。いい意味で、いつの日か誰かに「昔々ふくながという議員がおってな・・・」と思い出してもらえるように。
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