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徒然日記 Vol 407

木が気になる

   これまで、議員になって、市民の方々から様々な要望を受けて、市に繋ぎ改善を図ってきた。要望の中で特に多いのが、身近な生活に関わる道路や歩道や公園の整備など。 そのような中、昨年末から、一月にかけて、木にまつわる要望を二件受けた。一つは、お店の前のサルスベリの木を切ってくれというもの◆通りに面して、サルスベリの木が10数本植えられていて、毎年夏になると、真っ赤な花を咲かせる。しかし、手入れが充分でなく、虫がついたり、葉っぱが落ちたりして、「迷惑なので切ってくれ」との要望だ。土木の担当課長と話をして、結局、反対側の歩道に植え替えることになった。伐採した方が安く上がるのにである。もう一つは、団地内にある公園の楠が大きくなり過ぎているので、暗くて、掃除も大変ということで、「枝を落としてほしい」との要望だ。住宅課の課長に繋ぎ、近いうちに伐採してくれるようだ◆いずれの事案も、樹木が植えられて数十年が経過して、管理がきちんとできていないことなどに起因するもの。3〜40年前に団地が出来る時に、沿道に楠やイチョウなどの樹木が多く植えられた。当時は小さくて、目立たなかったものの、今や大きくなりすぎ、樹木の間隔が狭くて、見通しを悪くしたり、害虫や落葉により、緑を楽しむどころでなくて、迷惑がられているのが実態だ◆四年前に議会で、樹木や低木の管理等のあり方について質問し、計画的な伐採や間引きや消毒などの適切な管理を求めてきた。その後、近隣の楠も低く切り詰められ、イチョウの木も、見通しを阻害し、事故があったために二本だけ根元から切ってもらった。せっかく大きく育ったのに、伐採される木にしてみれば、いい迷惑だ。「杜の都くまもと」と言われるにしても、歩道に植えられた樹木の近くで生活する人たちは高齢になり、落葉した葉っぱの掃除もままならない現実があり、木が気になる、切実な問題なのだ。要望があってから動くのではなく、行政として、きちんと計画的に管理してほしいものだ。

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