徒然日記 Vol 405
人生って…………
今年も残すところ数日。4月に私の選挙があったからか、あっという間の一年だった。この一年を振り返れば、公私ともに色んなことがあった。この一年で、自分にとっての一番の喜びの出来事は、やはり、市議会議員選挙で3期目の当選を果たしたことだ。そして、一番の悲しい出来事は、三人兄弟の末弟の死だ。次男も亡くなっているので、私一人になってしまった◆四年前に癌になり死を覚悟して頑張ってきた弟と、これまでに、たくさん話をしてきた。その会話の中で、今でもずっと、心に残る言葉がある。ある日「兄貴、議員として人のために頑張ってきたけど、もうそろそろ自分のための人生を考えたら」と言っていた。その時には「そうだね」って返した。そして、彼が亡くなってから「お前の分まで生きてやる」と思いつつ、今にして「俺の歩みたい人生」って、何だろう?と思ってしまう◆いずれは、「山にこもって、寒い季節の間にオリジナルの木工作品を作りためて、春から秋にかけて、全国で開催されるクラフトフェアに出向いて、出店する」という、夢を持っている。そして、僕の頭の中には、オリジナルのデザインで、仕掛けのある、玩具やオートマタ(カラクリ)など、作りたい物の設計図がたくさん詰まっている。しかし、それを形にする時間は、今は無い◆市議会議員として、次なる4期目を目指すとすれば、自分の新しい人生を歩み始める時には、73歳となる。その時に、僕の目は見えるのだろうか?手は動くのだろうか?作りたい作品を作る気力や、全国を回る体力は、残っているのだろうか?気がかりだ。「青春は、年齢ではなく、その人の心の持ちようにある」と言う。歳を取っても、情熱を無くさなければ、いつまでも青春、だと思う。それでも「いつまでも青春」と言い聞かせる鏡の向こうの僕は、すっかり老人の顔。「やり残したことは、もう何も無い」と言って、逝った弟よ、人生って何だろう?
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