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徒然日記 Vol 394

スカートがめくれても・・

 先日、忙しい合間を縫って、床屋に行ってきた。私が30代のころから通う、30年以上のお付き合いの店だ。店長とは同じ年代でもあり、趣味も考え方も私に似ていて、毎回、いろんな話をして盛り上がる。先日は「最近の若者は」の話になり、気になる光景を二人で出し合った◆女子高生が通学時に、風でスカートがめくれても何ら恥じることなく走り去る、(ほとんどの女子高生は、スカートの下にスパッツを履いているから)話。飲み屋で若者が集まっていても、会話が少なく、皆が下を向きスマホをいじっている、話。電車内で年配の女性が、隣の女性のバッグの口が開いていたので「用心しないと」と、教えてあげたら、にらみつけられた、話。等々。二人で「なんて世の中になったんだろう」と嘆いたものだ◆「恥じらい」や「しとやかさ」という言葉は、死語になりつつあること。スマホの普及とともに、大人も含めて対話が少なくなり、人間関係が希薄化していること。人の善意に対して、感謝することもできずに、ウザイと思う若者がいるということ◆「今どきの若者は」と嘆くのは、私たちが年を取ったせいだろうか。私自身も若いころは、先輩や親せきの叔父さんなどに、いろいろと注意や助言を受けてきたものだ。その、甲斐あって、しっかりとした大人として?生きてこれた気がする。私たちは、世界の中でも、裕福で、安全・安心な国、日本に生まれ生きてきて、便利さを得たものの、何かしら大切なものを失ってしまったようでならない。そう思うのは、私だけだろうか?

 

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