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2018年7月

徒然日記 Vol 361

ときめく心

 若い頃には、色んなことに対して、ときめいたものだ。年を取っても、ときめく心は無くしたくないものだが、薄くなっていく髪の毛と同じように、近頃、少しずつ何かしら冷めていく自分がいて、寂しくなる■2006年の春に一人旅に出て、北海道の西海岸で島の遠くに沈みゆく夕陽を見て、何故かしら嗚咽するほどに泣いたことがあった。あれほどに、心が、というよりも魂が揺らぐような感動を覚えたことはなかった■今でも何故泣いてしまったのか、きちんと説明はできない。あえて説明するなら、「自然の偉大さや美しさに対する感動」「遠くの夕陽の光が、足元まで届き、私だけを照らしているように感じたこと」「ストレスに潰れそうになりながら、一人で旅に出ての感傷」等■いずれにしても、あの夕陽の光を浴びて泣いた日から、心の澱がスーッと消えて、身体が軽くなり、残りの旅を続け、元気に熊本に帰り、そして、前を見て歩き出すことができた。今考えると、あの旅が無かったら、きっと今の僕は、無かっただろうと思っている。これから先、ときめきは無くしても、夢は、まだある。がんばろう。

このコラムを書いてから、あの北海道の景色や、あの時の心情などを思い出して「この胸の」という歌が出来上がった。あの旅から実に、12年。いつか歌にしようと思っていて、やっとできた。

 

遥か彼方の島の向こう

 

真っ赤な夕陽が沈んでいく

 

疲れ果てて座り込んだ

 

岸辺の足元まで光が届く

 

見果てぬ夢を追いかけて

 

道標となる光を失くし

 

重き荷を背負い彷徨って

 

遠く永い旅を続けた

 

この胸の この胸の

 

ときめきは何だ

 

 

真っ赤な夕陽の眩しさよ

 

その光の優しさよ

 

何故だか涙が溢れきて

 

涙が涙が止まらない

 

悩み惑うことなど何もない

 

嘆き悲しむこともない

 

全てをありのままに受け止めて

 

また立ち上がり歩き出そう

 

この胸の この胸の

 

ときめきは何だ

 

遥か彼方の島の向こう

 

真っ赤な夕陽が沈んでいく

 

涙枯れ果て見上げた空

 

一番星が輝き始めた

 

この胸の この胸の

 

ときめきは何だ

 

この胸の この胸の

 

ときめきは何だ

 

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徒然日記 Vol 360

地球は大丈夫?

 毎日のように、35℃前後の猛暑日が続き、熱中症で、すでに13人の方が亡くなっている。7月23日には、埼玉県の熊谷市では、5年前の記録を塗り替える、国内最高の411℃に。気象庁も「命の危険がある暑さで災害と認識」と表明するほどの、すさまじい暑さが続いている■私の子ども時代は、暑くても、30℃以上の日は、あまりなかったと記憶している。暑い日には、従兄と二人で、往復20分ほどかけて、氷のでかいのを買って帰り、大人たちが、鉋を大きくしてひっくり返したような、氷削り器で、氷を削り、練乳と砂糖と卵を入れたかき氷を食べて身体を冷やした。そして、夜は、窓を開け放ち、蚊帳の中で眠ったものだ■先日は、午後から、孫たちを連れて、大分の渓谷に行き、川遊びで暑さをしのいだ。夕方から釣りをするつもりで、下流の滝壺まで移動している時に夕立が来た。川遊びで冷え切った身体に、激しく冷たい雨。子どもたちが、寒くて震え出したので車の中に・・・。この夏に「寒い」と言うほどの贅沢を体感■地球温暖化が進んでいることを正に実感する、この夏だ。ある先輩に会って「暑かですね~毎日」と言うと、「人間がしたことの結果だよ。手遅れバイ」と言われた。地球温暖化対策は、世界レベルで取り組まれているものの、その効果は、目には見えない。今後、2~30年かけて、本気で具体策を実行していかなければ、地球はヤバい!そして、私たち人類も・・・.

↓30年前に山女魚釣りの時に見つけた渓谷。

 あれからずっと同じ、素晴らしい景色だ。

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徒然日記 Vol 359

猛暑日が続く中・・・

 朝7時だというのに、すでに気温は30℃。外では蝉たちがうるさく鳴いている。朝刊を読めば西日本を襲った豪雨により、その被害は広域にわたり、200人以上の死者が。そして、今、避難所生活の人が5000人以上。また、住宅の被害を受けながらも、車や庭先や二階などで生活している在宅避難者が3万人近く。未だ、電気やガスや水などのライフラインンが途絶えたままの所も。毎日、最高気温35℃前後の猛暑日が続いている中、災害後の関連死が心配だ■二年前の熊本地震では、50人の方々が亡くなったが、それ以降、災害関連死の人は、200人以上にも。今回の西日本豪雨では、死者の7割以上が高齢者だと報道された。先の、熊本地震時には、私もすぐに一人暮らしの高齢者宅の安否確認のために動いた。地震や豪雨等の自然災害時に、近隣の者同士で災害弱者の人たちを助け合うシステムが無ければ、多くの犠牲者が出るのは、必至だ■今回は、突然の増水などで、他人の命を助けることもできない状況だった所が多かったのだろう。マスコミの取材で、命からがら助かったある方が「大したことはないだろうと、思っていた。経験しないと自然災害の恐ろしさはわからないものだ」と、語っていた。私たちは、二年前の熊本地震を経験して、自然災害の恐ろしさを知り、そして、自然災害への備えの大切さを学んだ■自然災害は、日本全国で起こりうるものだ。そして、近年の自然災害は「想定外」と言う言葉が使われるように、これまでに経験したことがないような規模や内容で発生している。熊本市としても、今後、自助・共助・公助の在り方を更に見直して、きちんとした体制づくりをしなければいけないと、つくづく思っている。日差しが厳しくなり、蝉が尚一層元気に鳴き始めた。また、暑い一日が始まる。遠き熊本から、被災された多くの人たちの健康を願うばかりだ。

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徒然日記 Vol 358

いつの日かを夢見て

 私の夢は、いつの日か、議員を辞めてからは、木工や農耕をしながら、余生をと思っている。今のところは忙しくて、木工も農耕も片手間でやるしかない■木工房のある高森には、ブルーベリーやサツマイモやイチゴなどを植えている。先日は、三年目にして多くの実をつけたブルーベリーの収穫のために高森へ。しかし、全部の実が無くなっていた。多分、サルが食べてしまったのだろう。がっかりして帰ったものだ■自宅の庭先でも、キュウリやトマトやニガウリ・ネギなどを植えて、いつの日かの農耕の練習中だ。三年前から、スイカづくりにも挑戦。しかし、二年連続で、実はつくものの途中で枯れてしまった。今年は、やっとこさ一つだけ実がなり、収穫できた■品種は小玉で、肥料が不足したのだろうか、なお一層小さなスイカだが、皮は薄く、とても甘かった。苗自体が300円以上もするので、土や肥料代などを考えると、買った方が安くなる。しかし、練習と思えば安いものだ。私は、日頃は、あまりスイカを食べないのだが、いつの日かを夢見ながら食べた、自作のスイカの味は格別だった。

■「小さっ」って笑わないで

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徒然日記 Vol 357

命を守る力

台湾での二泊三日の旅から一昨日に帰国。今回の豪雨の情報は台湾でも把握していたつもりだが、帰国してテレビや新聞での今回の被害状況を知り、繰り返される自然災害の猛威に、おののくばかりだ。今回の災害で、特に気になるのが、各市町村の避難に向けての情報伝達が遅れて、亡くなった人が多くいたことだ■今回の豪雨にあっては、事前に「過去に例のない重大な被害を及ぼす可能性あり」と、報道されていたにもかかわらず、全国で200名以上の死者と行方不明者が・・・。報道を見聞きすればするほどに自然災害に対する、人の無力さを痛感する。そして、危機管理に対する人の意識の低さが気になる■これまで、自然災害に備えて、ハード面の対策として河川の堤防のかさ上げや、砂防ダムの整備等を行ってきた。しかし、近年の自然災害については、「想定外」と言う言葉で表現されるように、過去に経験したことが無いような、風水害や地震等が起きている。ハード面の対策だけでは、人命を守ることができないのが現状だ■今回の災害を教訓に、自治体等の警報や避難指示の在り方の見直しが必要だと思う。しかし、それ以上に、私たち個々人が我が身を守るために、いち早く危険を察知して、的確に行動する力を養うことが第一だということを、改めて感じている。

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徒然日記 Vol 356

忙しい あ~忙しい

 本日、7月6日から二泊三日で台湾の高雄市に行く。目的は、台湾の議員さんや執行部との交流としての、日台サミットへの参加と、高雄市の公共施設(国立プロセス博物館・市図書館)の視察■日本からは、議員11名と添乗員での参加。台湾高雄市とは、これまでも交流があり、昨年は、台湾から議員の方々が熊本に来られて交流を深めた■初めての台湾行きだ、シッカリと交流し、見聞を広めたいと思っている。そして、来週末は、総務委員会として北海道の札幌を中心に視察研修がある■二週間で台湾と、北海道への旅。忙しい日々だが、有意義に過ごしたいものだ。

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徒然日記 Vol 355

夜中に拳を振り上げて

 サッカーワールドカップのせいで睡眠不足が続く毎日。今日は、3時から起きて日本代表の応援。後半の10分間に立て続けに2つのゴールを決めた。そのたびに無言で、拳を上げて喜んだ■もしかして勝つのではと思ったものの、さすがのベルギー、その後2点返されて、終了間際にカウンターの3点目を取られて、試合終了。芝生に寝ころんだままの日本の選手。肩を抱き合い泣いている者も■下馬評では予選敗退が濃厚な中、決勝リーグに進んだのには驚いた。世界の有力チームのように、スター選手がいない中、組織力による総力戦で臨んでのこの結果だ。大いに賞賛したい■人は逆境にあってこそ強くなれるのだ。たかがサッカーされどサッカー。互いを信じて力を合わせることのすばらしさや、生きる勇気をもらった一戦だった。それにしても眠い。今日は台風の日。久しぶりにゆっくりしよう。

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