徒然日記 Vol 335
池上彰講演会 防災を人権の観点から考える
1月10日に市民会館で、池上彰氏の講演会があった。阪神淡路大震災や東日本大震災などの現地取材に基づいた、説得力のある講演内容だった。特に印象に残ったのは、釜石の教育の実践としての「津波てんでんこ」の話と、「道徳教育で『人権を守りましょう』ではなくて、相手を思いやり、相手にとって居心地のいい環境を考えて創ることが大切」という言葉。そして「私たちは、震災の記憶をきちんと記録し、災害に備えて何が必要かを次世代に伝えていく責任がある」という言葉だった。それにしても、彼の語り口の上手さは見習うべきものだ。語りの技術もすごいが、聴衆を引き付ける力は、池上氏本人の人間性にあるのだと思う。会場の外は、冷たい風が吹き氷雨が降っていたが、温かい気持ちで会場を後にすることができた。
↓会場は二階席含めてほぼ満席
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