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徒然日記 Vol 329

去らば愛しき我がデリボーイ

 2006年の春に憧れのデリボーイを手に入れて、11年。購入時は6万キロの走行距離だったが、この春には18万キロを越えた。購入してからの二か月後には、手作りのベッドや調理器具などを積みこんで、北海道をめざして51日間、10,798キロの旅に出た。その後も、通勤だけでなくキャンプや引っ越し等に活躍してくれた。特に昨年の震災時には、一か月近く寝室として使用した■しかし、この春に弟が車を譲ってくれたので、デリボーイは一時廃車の手続きをして、高森の工房に置いていた。いずれは、車内に棚を作り、私の木工の作品を並べて工房の前にでも置いて、展示室として活用しようと思っていた。ところが、10月に高森で、20万キロ以上も走りこんだ、色褪せた黄色いデリボーイに乗っている木工作家に出会った。この人なら大事にしてくれそうだと思い、彼に車を譲ることにした■彼に「春まで走っていた車検切れのデリボーイ、大事に乗ってくれるならタダであげるけど、いりますか?」と聞くと、「わーホントですか。僕、デリボーイ大好きなんです。ありがとうございます」と飛び上がって喜んでくれた。そして、先日、福岡から積載車に乗ってデリボーイを取りに来られた。ところが、デリボーイのエンジンは動いたが、ギアが入らない。押して積載車まで動かして、後はウインチを使って乗せた■デリボーイが、「人にあげてくれるな」と、駄々をこねているような気がして、名残惜しくなってしまった。彼からお礼にと、高価な薩摩焼酎をいただいた。積載車に乗せられたデリボーイの車体を叩いて、感謝を込めて「おい、お前が焼酎に変わったバイ」と言って、別れた。我が愛しきデリボーイよ、さようなら、そして長い間、ありがとう。

 

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