徒然日記 Vol 323
教育費の無料化を餌に
北朝鮮の度重なるミサイル実験や水爆実験の行動に対して、国連では制裁決議がなされた。そして、日本もアメリカも、北朝鮮との対話を拒否している
。三か国のそれぞれの国のトップの言動を見ていると、「弱者の声を聞かない・嘘つき・傲慢」という共通点が見えてくる。力を誇示し、相手をののしり脅し合うやり方は、まるで子ども同士のケンカのようだ■今こそ、日本の果たすべき役割は、ケンカの火種を大きくすることではなく、アメリカと北朝鮮の話し合いを促して、平和的に解決するために動くことが必要だ。ところが、安部首相のやり方は、アメリカに追随して、ケンカをあおる役回りを務めているのが現状だ。そんな危機的状況の中、大義無きアベノタメノ解散総選挙が実施される。私は、腹立たしさと共に、やりきれなさを募らせている。自民党は、選挙の公約として、教育費の無料化を餌に憲法改正を掲げようとしている。これまでの世論調査では、国民の多くは、憲法改正については、賛成と反対が拮抗していた。しかし、最近の北朝鮮の動きで、憲法改正に賛成する国民が増加しているのではと、懸念している■悲惨な戦争を知らない、理解しない世代がほとんどの時代になった。ゲーム感覚で、戦争を願う若者が増加しているという。ゲームの中で敵にやられて自分が死んだとしても、リセットすれば生き返るが、本物の戦争では、一度失ったかけがえのない命は戻っては来ない。今回の選挙で、自民党・公明党で過半数の議席を得て、更に安倍政権が継続することになれば、北朝鮮からの日本への攻撃の危機を盾に、憲法改正のための議論が急速に進み、戦争の出来る国に大きく舵が切られることは間違いないだろう。もしかして、教育費無料化という餌に飛びつき、自民党の候補者に投票する国民が多くいるのかもしれない■幾人かの政治家のスキャンダルで、政治の流れが大きく変わってしまった。お昼のワイドショーや週刊誌などでは、政治家の不倫問題を取り上げて「一線を越えた。超えてない」などの下ネタで視聴率や購読数を稼いでいる。国会で議論すべき、少子高齢化対策や、雇用対策などが棚上げされたままだというのに、下世話な話題がお茶の間でも繰り広げられているのが現実だ。だからと言って、私たちは、やりきれないと嘆くばかりではなくて、諦めることなく、日本の未来のために、子や孫のためにも、野党の支持を広げて、選挙に勝利しなければならない。
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