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徒然日記 Vol 314

恋無き世代

 先日、東京での研修会に参加してきた。テーマは、人口減少対策についてだった。講演の中で、複数の大学教授が「人口減少の対策は、手遅れ」との指摘があった。少子化対策として、婚活を推進して今の独身の男女の結婚率が高まったにしても、その二人の子どもたちが大人になるのには20年以上かかる。ましてや、今の若者たちは、結婚願望が低く、その願望があったにしても、低賃金で働いていて結婚して生活できる環境にない。というのが、主な主張だった■特に印象に残ったのが、「草食系男子」と言う言葉に表れるように、私たちが若者だった時代に比べて、男女の恋愛自体が成立しない時代になっている、というもの。男女の性体験自体も比率として減少しているらしい。同僚の若手議員に聞けば、今の多くの若者は、異性間で、ちゃんづけで多くの人と付き合っていても、それは友だちとしての関係で、それ以上でも以下でもないことが多い、とのこと。私の若い頃には、考えられないような男女間の姿が、今あるようだ■恋をして、ときめいて、胸を熱くするようなこともない、多くの若者たち。異性を求めない、恋愛を面倒と思う、中性化してしまった男と女たちが増加しているようだ。子どもが生まれてこない社会が、このまま続けば、この国は大変なことになってしまう。今や「子どもは国の宝」という言葉は死語になった。国の宝がいなくなれば、その国自体の存続の危機だ■東京の研修を終えて、「人口減少社会の対策としての特効薬はない」と認識した。では、どうしたらいいのだろう?まずは低賃金で働かせることが当たり前の、労働者を大切にしない社会のありようを変えなければならない。さらには、子育て環境の整備として、保育や教育費の無償化や子育てしやすい環境を創り出さなければならない。と思う。しかし、環境がいくら整っても恋無き世代の意識を変えないと、結婚する人は増加しないだろう。だからといって、「恋をしなさい」という教育は「産めよ増やせよ」の国策に通じているようで、決してやるべきことではない。それにしても、変な時代になったものだ。

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