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2017年6月

徒然日記 Vol 317

発言できない辛さに耐えて

私の所属する会派は市民連合で、現在9名で組織している。市議会議員48名中、自民党が17名で第一会派を構成し、我が市民連合は自民党に次ぐ第二会派だ。第二会派ということで、7つの委員会中、委員長ポストを一つ、副委員長のポストを三つ得ている。委員長・副委員長ともなると、委員会の前に詳細な事前説明があり、所管の事案については、いち早く詳細な報告がある■私は、この春から市職員の人事や財政、組織、基本方針、消防関連等を所管する、総務委員会の副委員長になった。委員会では、これまでは、委員長の隣には、議会事務局の職員が座っていたが、この6月議会から、他の政令指定都市にならって、委員長の隣に座ることになった。ということで、委員会での発言は、特別なこと以外はできない仕組みになってしまった。様々な疑問や意見を執行部にぶつけて、市民生活の改善を求めるのが私のスタイルだから、委員会で発言できないことで、欲求不満が募る■しかし、その分副委員長のポストを活用して、所管の部署とのやり取りはしやすくなった。市の運営の基本的なことに関わる部門ということもあり、私の責務も極めて重いのだ。この先、偉ぶることなく、市民目線、職員目線で頑張ろうと思っている■それにしても、副委員長として委員長の隣に初めて座っての総務委員会を経験して、発言できない辛さを体験した。いずれ、発言できない辛さに耐えられなくなったら、他の委員会に変更してもらい、いち委員として活躍しようかとも思っている。

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徒然日記 Vol 316

カッコウ派

 皆さんはカッコウという鳥をご存知でしょうか?オスは「カッコウカッコウ」と森の中でのどかに鳴いているが、メスのカッコウはというと、「托卵」という驚くような生態を持っている。カッコウは自分では卵を温めずに、オオヨシキリやホオジロやモズなどの他の鳥の巣に卵を産み落とす■その際、数合わせにその鳥の卵を減らすそうだ。そして、カッコウのヒナが生まれると、そのヒナは他の卵を巣の外に押し出すという。その後、オオヨシキリなどの鳥は、自分よりも大きなカッコウのヒナに、せっせと餌を運ぶ。人間界でも、ずるい奴もいるものだが、カッコウは親子して、なんともすさまじく凄い■話は変わるが、自民党の驕りの政治が続いている。以前の自民党には、タカ派とハト派がいて、良識ある自民党議員もいた。しかし、今やほとんどの議員が、安部総理の言いなりで、右向け右で、なんとも嘆かわしく恐ろしい状況だ■先日、組合の役員による松野代議士を囲む会があった。最後に挨拶をする機会があり、カッコウの生態を話した後に「松野さんには、この際、自民党に入っていただき『カッコウ派』を作り、いずれは自民党を乗っ取って、今の政治を変えてほしい」という話をした。えらく受けた。しかし、冗談ではなく、今のままヒットラーの時のような政治が続くと、この国の未来は、本当にヤバいのだ。

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徒然日記 Vol 315

この国はどこへ

 最近、アルコールの量が増えて眠れない。何故ならば、国会がヤバいから。安倍総理をはじめとする官僚の答弁の、あいまいさや稚拙さ、そして誠意のない言葉の羅列に、腹が立ち酒が進み、そして眠れなくなる■共謀罪の法案も、きちんと議論されないままに、強行採決された。近頃では、あまり政治の話をしなかった地域の方たちも、今の政治に対して「おかしいよね」「ヤバいよね」との声を上げている■秋口には衆議院解散総選挙があるだろう。今のままでは、政治不信がなお一層高まり、あきらめが蔓延し、選挙に行く人が減るかもしれない。この国はどこへ行こうとしているのか?その進路を決めるのは、私たち有権者だ■おかしいよね、ヤバいよねの声をもっと広げて、政治の流れを変えないと、いつか来た道を歩くことになる。中一の孫の言う「安倍さんって戦争大好きだってね」の言葉が、重くのしかかる。酒を飲んで、ため息をつくのではなく、あきらめずに行動するしかない。

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徒然日記 Vol 314

恋無き世代

 先日、東京での研修会に参加してきた。テーマは、人口減少対策についてだった。講演の中で、複数の大学教授が「人口減少の対策は、手遅れ」との指摘があった。少子化対策として、婚活を推進して今の独身の男女の結婚率が高まったにしても、その二人の子どもたちが大人になるのには20年以上かかる。ましてや、今の若者たちは、結婚願望が低く、その願望があったにしても、低賃金で働いていて結婚して生活できる環境にない。というのが、主な主張だった■特に印象に残ったのが、「草食系男子」と言う言葉に表れるように、私たちが若者だった時代に比べて、男女の恋愛自体が成立しない時代になっている、というもの。男女の性体験自体も比率として減少しているらしい。同僚の若手議員に聞けば、今の多くの若者は、異性間で、ちゃんづけで多くの人と付き合っていても、それは友だちとしての関係で、それ以上でも以下でもないことが多い、とのこと。私の若い頃には、考えられないような男女間の姿が、今あるようだ■恋をして、ときめいて、胸を熱くするようなこともない、多くの若者たち。異性を求めない、恋愛を面倒と思う、中性化してしまった男と女たちが増加しているようだ。子どもが生まれてこない社会が、このまま続けば、この国は大変なことになってしまう。今や「子どもは国の宝」という言葉は死語になった。国の宝がいなくなれば、その国自体の存続の危機だ■東京の研修を終えて、「人口減少社会の対策としての特効薬はない」と認識した。では、どうしたらいいのだろう?まずは低賃金で働かせることが当たり前の、労働者を大切にしない社会のありようを変えなければならない。さらには、子育て環境の整備として、保育や教育費の無償化や子育てしやすい環境を創り出さなければならない。と思う。しかし、環境がいくら整っても恋無き世代の意識を変えないと、結婚する人は増加しないだろう。だからといって、「恋をしなさい」という教育は「産めよ増やせよ」の国策に通じているようで、決してやるべきことではない。それにしても、変な時代になったものだ。

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