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徒然日記 Vol 308

あれから一年
   14日に中学校時代の友人Kさん(女性)からメールが届いた。「震災から一年、その後元気にしていますか?頑張ってください」という主旨のメールだった。Kさんは、震災後に自費で支援の物資を色々と送ってくれた人だ。彼女とは、高校時代に一度会った後、ずっと疎遠にしていた。私が2006年に北海道をめざして旅をしていた時に、友人を通して彼女の所在が分かり、東京の彼女の職場を訪ねて再会した■その後、彼女が仕事で熊本に来た時には、同窓生を集めて旧交を温めた。以後、年賀状のやり取りをしていた。震災時は、すぐに連絡があり、必要な物の確認があり、ライトやおむつや、ジュースなどのたくさんの支援物資を三回に分けて届けてくれた■遠く離れていても、そして何十年も過ぎて、私や熊本の事を思っていてくれることに、どれだけ感謝しても感謝し足りない。震災後には、Kさん以外にも、小学校の避難所に支援物資を運んでくれた岐阜のNさんから、二度にわたり支援物資をいただいた。その後も、大学時代の友人が二組、熊本まで来てくれたし、北海道の友人からは見舞金まで届いた■これらの多くの人の善意の支援物資は、校区の避難所の人たちに配布した。混乱の中にあり、多くの人の物心両面の支援により、あの震災を乗り切ることができたと思っている。震災を経験して「寄り添う」「お互い様」という言葉が、心に重く響く。今後、助けてくれた多くの人たちに何かあったら、恩返しの意味でも、できるだけのことはしなければならないと思っている。

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