徒然日記 Vol 287
徳利の夜
地域の仲間で毎週4日間、武蔵小学校の体育でミニバレーをしていたが、今回の震災で体育館が使えなくなった。それでも、幾人かの方で近隣の施設を探してミニバレーをした。先日は、そのメンバーが集まり忘年会をした■私は毎日のように飲み方が続いていたので、熱燗の酒を注文した。徳利が置かれた瞬間、私の前に座っていたKさん(女性)が「懐かしい」と言われる。なぜ?と聞くと、母乳での子育ての最中に、おっぱいが出過ぎて、乳が張る時に徳利のお世話になったとのこと■聞けば、空っぽの徳利を温めて、徳利の口先を乳首に充てて乳を吸い出したとのこと。徳利の先が平らでないといけないらしく、まさしく私が頼んだ徳利の形がKさんの使っていた徳利と同じ形だった。今は、お乳を吸い出す器機も市販されているらしいが、徳利とは。まさしく、先人の知恵だ■徳利の話を聞いて、私が幼かった頃に、母が足踏みミシンの上に空っぽのミルク缶を置いて、おっぱいを絞り出していた光景を思い出した。まさしくそのおっぱいで、私たち三人の兄弟は育ったのだ。そんなことを思いながら飲む酒は、なんとなくお乳の味がしたような・・・。徳利の夜に乾杯!!
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