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徒然日記 Vol 263

奇跡の軌跡  Vol1

 激震の日からすでに三週間が過ぎた。あっという間だった。そして、今もなお余震が続く。しかし、14日から一週間ほどの記憶が定かではない。がむしゃらに走り続けたからだろう。その間、多くの奇跡的な出来事がいくつも起こった。震災の記録と共に、様々な人間模様も交えれば、本の一冊分ほど書けるかもしれない。特にこの間に感じたことは、人との縁だ。しなければならないと願ったことが、次々と人と繋がり叶っていくことの不思議だ。何かしら呼び合うものがあるのだろうか、そこには不思議な出会いと出来事がいくつもあった。そんないくつかのエピソードの中でも、4月18日の話は、格別だ。奇跡の軌跡としてお伝えしたい■4月18日は息子の誕生日だった。ケーキだけはと思い買ってきて、その夜に公園のブランコに張ったテント下で、家族と車中泊の方々など10名ほどで誕生会をした。ハッピバースデイの歌が終わるころに、前の晩に一緒に公園の暖炉で過ごしたEさんが「こんばんは」とやって来た。私が「ちょうど良かった。今セレモニーの真っ最中。息子の誕生日です」と伝えると、なんとEさんは「私もですよ」と答える。その夜、改めて二人の誕生日を祝ったのだ。そして翌日、その話を自治会長のKさんに話すと、Kさんは「私も18日が誕生日なんだけど」と・・・■驚いてしまった。そして、更に数日後、私の連れ合いを訪ねて隣の龍田校区に住むHさんがやって来た。彼女は、連れ合いの会社の会計事務をお願いしている事務所の職員。玄関で震災の話になり、彼女が「私の曾祖母がこの前108歳の誕生日だったけど、震災でケーキをキャンセルしたんですよ」とのこと。曾祖母の誕生日を聞くと、なんと4月18日だった。そして、そして、更に、話は続く。その日の午後、母が避難してお世話になっているコミセンに行き、4月18日の話をしたところ、なんとコミセンに避難している女性の娘さん(娘は天草に避難)も4月18日生まれだった■地域のわずか数百メートルの輪の中に、私たちが知っている人たちに、4月18日生まれが、全部で5人もいた。地震が縁で繋がった4月18日生まれ。来年は、この近隣でも最高齢のお婆ちゃんをはじめ、4月18日生まれの5人を囲んで、きちんと誕生会のやり直しをしたいと思っている。その頃には、益城町やお城や阿蘇の大橋やトンネルなども含めて復旧・復興も、着々と進んでいることを祈るばかりだ。

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