徒然日記 Vol 258
もやい直しが 始まった
今日は一日地域を回って来た。そこでご報告。午前中は龍田5丁目の前自治会長の知らせで現場視察。7〜8軒の家々の道路や庭先に真っ直ぐと、100メートルほどの亀裂が走り、地盤沈下の箇所も。家が傾き、大きな地震があれば、一段下の住居に倒れそうな家や、瓦がグチャグチャの家や壁や土台に亀裂の入った家もあった。道路関連は土木の職員が見て回り、カラーコーンや立ち入り禁止のテープが…。しかし、建物や土地の検査には行政が未だ対応できていなかった。北部土木の所長に報告し、早速職員が状況確認に入った。北区は本震の揺れは6強となっているが、場所によっては震度7の所もあったと思われる。龍田5丁目の数軒もその場所だったのかもしれないが、計測の機械が設置されてはいないのでわからない。。午後は、楠校区の避難者がいる小中学校に行ってきた。楠中は本日にて閉鎖。小学校は、未だ20名近くが避難。しばらく、教室の一角を避難所として使用しながらも、連休明けには開校予定だ。三日前に回った、龍田公民館や体育館や小中学校には、400人ほどの人たちが避難生活を余儀なくされている。多くの方々が余震に怯えての避難生活。そのうち本当に家に帰ることができない人がどのくらいいるのか、の調査が昨日ぐらいから始まった。先日は、朝から市役所駐車場は満杯。家屋の全半壊の人たちが市営住宅の申し込みに駆けつけたのだ。後日、議員の各会派からの申し入れにより、全半壊でなくとも、帰宅できない人も申し込みの対象になった。後追いの行政対応が続く日々。地域の役員の活動が無い、議員がいない地区は、明らかに復旧が遅れている。近隣のある校区は、自治協議会の会長以外の自治会長の顔が見えず、小中学校にも自治会役員が一人もいない所もある。そのことにより、避難者や近隣の人への寄り添いがきちんとできない状況が続いている。今後は、自助・共助・公助のあり方が問われなければならない。そして、地域のために本当に頑張る人たちの顔が見えて来た。地震を契機に、もやい直しが始まった。絆を取り戻すために、私たちは今こそ手を繋がなければならない。
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