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徒然日記 Vol 232

幸福であれ

 県庁の近くに喫茶店があり、そこで私の知り合いのKさんという女性が働いている。知的障がい者で、私が働いていた肥後学園にいた人だ。先日、県庁に用があり、その後バスで街に向かう時に、バス停で出会った。会うなり、「先生。お金がないからジュースをおごって」と言う■その後、一緒にバスに乗っている間に、彼氏のことや、今の暮らしのことなどを話した。「彼氏が今A学園にいるけど、もうすぐ結婚する」と嬉しそうに話していた。「Kさんは結婚のことをお母さんに話した?」と聞くと「ううん」と答える。さらに、「彼氏はA学園にいるということは、まだ就職してないんでしょう?」と聞くと「そう」と答える■Kさんは今年で43歳。結婚を夢見ているが、施設にいる彼氏と二人で生活できるはずもない。Kさんは「お金がない」と言いながら、携帯を二台にゲーム機とそのソフト(20個以上)を持っていた。お母さんが払ってくれているという携帯の支払いだけでも、月6万円とか。なのに、今働いている喫茶店の給料の額は、知らないとのこと■バス内で、今のままでは結婚できないことや、携帯も節約しないと使い過ぎだとか、子どもつくったらいかんバイ、などと色々とアドバイスしたが、どれだけわかってくれたものか・・。「明日は休みだからデート」と屈託なく笑うKさん。私と同じように、すっかり歳を取ってしまったが、天真爛漫な性格は、肥後学園にいた頃から変わってはいない。「幸福であれ」という思いを込めて「じゃ~またね」と言って、バスを降りた。

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