徒然日記 Vol 219
問われる議員の資質
先日、マスコミは、熊本市議会議員(女性・57歳)のパワハラ事件を報道した。そして後日、「市議会議長が市に対して調査を要請する」内容の報道がされた。そして、27日には地元紙に実名入りで、更に詳しく報じられた。パワハラの内容は、市食肉センターの機能移転に絡む調印式で、市議会議員が、出席者に対して罵声や脅しとも取れる内容の発言を行ない、調印式が延期されたというもの■報道の発端となったのは、調印式に出席していた方が、議会に対して陳情書を提出したことによるもの。以後、当事者の議員は体調を崩し、入院し議会を欠席している。陳情書には、調印式での議員の言動も記載されているが、驚くべき内容だ■熊本市議会に関する記事は、3月にもマスコミに登場している。その内容は、市の職員に対してのアンケート結果で判明したもので、特定の議員が、行政に対して不正に影響力を行使しているとして,「夜中に職員を呼び出す」「職員を2~3時間立たせて説教する」等というもの。前回の報道では、個人名は出なかったが、今回は、実名入りで報道された。27日の記事によると、調印式自体は、当事者の議員が市に働きかけて実現したもの。しかし、調印式にセンター設立に貢献した方の出席が無かったことに、議員が抗議し、調印式が延期されたとのこと■自分で作りたてたセレモニーを自分でぶっ壊して、参加者からパワハラとして糾弾されているということだ。そもそも、特定の議員の要請により、市の幹部やセンターの関係者で調印式が行われたこと自体も疑問だ。今後は、同じ市議会議員として、市の動き等を注視していき、事実に基づいてのきちんとした対応がされることを期待している。それができなければ、議員の資質や議会の役割、市の責任等が問われることになり、そのことが市民の政治不信に益々拍車をかけることに繋がる。今回の事件は、個々の議員にも議員としてのモラルのあり方が問われている。私自身は今まで通り、すべての人に対して、真摯に誠意を持って、奢らず騒がず、謙虚に対応していくつもりだ。
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