徒然日記 Vol 191
議会始まる
2月16日から3月5日までの日程で、市議会が開会された。おかしな話だが、4月の選挙をにらんでか、一般質問の議員数も半分で、期間も18日間と議会日程が短縮された。今回の新年度予算は、大西新市長となって初の予算編成ということで、いくつかの大西カラーが打ち出された■大西市長の公約の中でいち早く実現させるのが、中学校普通教室へのエアコン設置だ。41校650教室を対象に設計費5,500万円が計上され、平成28年度中に設置され、以後小学校にも設置予定だ。また、市電延伸の可能性を探るための予算としての調査費1,300万円や花火大会関連経費1億円などの新たな予算も盛り込まれた■しかし、現在、小学校三年生までの医療費の助成制度を中学生までに延長するという公約に向けての予算は、今回は見送られた。いずれにしても、新たな事業を行うためには、そのための予算と人が必要だ。市の一般会計の予算は、年間2,900億円以上。限られた予算の中から、きちんと優先順位を明確にして事業に取り組まなければならない。特に、これまでの市政の歴史の中で、最大の支出となる323億円もの事業費を投じるMICE施設の建設については、その費用対効果等、きちんと精査しなければならない■新たな事業を行なうためには、そのための人員が必要だ。しかし、市は、第5次行財政改革として、さらなる人員削減もめざしている。ということは、新規事業に携わる職員を配置して、なおかつ人が減らされるのだから、その分職員の負担も増加し、行政サービスも低下するのは必至だ。まさしく派手な花火を打ち上げる事業を優先することによって、地味だが市民にとって必要な事業が縮小されたり廃止されたりするかもしれないということだ。そうならないように、きちんとチェックし、必要な予算や人員を確保しなければならない。
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