徒然日記 Vol 181
衆院選を終えて
ふたを開けば大方の予想通り、与党の圧勝に終わった今回の衆院選。熊本の民主党は一人も候補を擁立できなかった。開票日の夜に八代の今泉候補の選挙事務所に行ってきた。ある知人が、「一区は福永さんが出ればよかったのに」などと軽口をたたく。戦後最低の投票率は、国民の政治不信の表れだろう■来年の春にはいよいよ統一自治体選挙。私も二期目に挑戦する。いち地方議員がどれだけがんばっても国の政治は良くはならない。しかし、地方政治をより良くしていくことで、国全体が変わっていく。熊本市は政令指定都市になって来春で4年目を迎える。政令指定都市に向けての準備不足により、行政を担う人材が育っていない。それに伴って、20の政令指定都市の中で、様々な制度や政策面での遅れを実感している■新たに就任した大西市長は地域主義のもと「誰もが憧れる上質な生活都市くまもと」づくりを行うと、語っている。任期の4年間で中学生までの医療費助成の拡充や小中学校の全教室へのエアコン設置などの公約を掲げた。しかし、限られた財源の中、一体どこから財源を捻出するのか?現段階での回答は「事務事業の見直し」「いっそうの行財政改革の推進」によるとのこと。具体的には、これまでの様々な事業の見直しや廃止、民間委託や人員削減を進めることになる■市民の多くの方々は、「人を減らし」「サービス向上」を望んでいる。行政にとっては厳しく、職員にとってはやる気を無くす注文だ。今後、日本は世界に先駆けて超少子高齢化社会を迎える。そのための具体的な少子化対策や地域の福祉と医療の体制整備等が喫緊の課題だ。「誰もがあきらめる低質な生活都市くまもと」にならないように、知恵を絞り頑張らなければならない。
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