徒然日記 Vol 182
魔法のホウキ
先日、古本屋で素敵な絵本を手に入れた。クリス・ヴァン・オールズバーグ作、村上春樹翻訳の「魔法のホウキ」というもの。モノクロの絵なのだが、味わい深く心にしみる画風だ。内容は、魔法使いの使っていたほうきが寿命で空を飛ぶ力を無くし、捨てられたものの、農家の部屋の掃除や、家畜の世話をしたりして活躍するという話■早速、私の木工の作品づくりに活用できないかと、試作品をいくつか作っている最中だ。写真のほうきは、ハンドルを回すとほうきが右左と動き回る。その他に上下に動く物やクルクルと回る物も作ったが、人にあげてしまった。忙しい合間に、仕掛けを考える時間が楽しい。「議員なのに木工とは」と批判する人もいるが、木工は私のライフワークだ。議員になり、どんなに忙しくても、月に一回は木工に集中する時間を見つけてきた。そのような時間がなければ、この四年間の議員活動もできなかったと思っている■ある作家さんの作る子ども椅子が一万円以上で売ってある。同じ材料で、私の作る椅子はたったの3千円。私の木工への思いは、子どもの心を持った大人の方たちが手に取って、ふっと笑ってくれるような作品や、子どもたちの創造力や想像力を生み出すような作品を安く提供すること■この思いをわかってくれる人は多くはないが、毎年の展示会で私の作品を楽しみにして、来てくださる方たちがいることも確かなことだ。しかし、来年4月は、選挙の年。しばらくは木工の時間は取れない日々が続く。忙しい日々の数か月間は、頭の中で作品作りのアイデアを溜めこんで、心の掃除をするしかない。
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