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徒然日記 Vol 159

東南アジア視察報告 Vol 2 インドネシア編

 7月2日の午前中にマレーシア/クアラルンプールを発ち、午後から4日の朝まではインドネシア/ジャカルタに滞在した。初日は、現地旅行業者との観光客受け入れ事情等の観光情報の意見交換を行った。旅行業者との話で分かったのは、東南アジアから日本に観光に訪れるのはイスラム教徒よりも、富裕層の華僑の中国系の人がほとんどだという。さらには、その中国系の大金持にとっては、雪の北海道が一番の人気で、熊本だけでなく九州の認知度はかなり低いとのことだった。旅行業者としても、九州そして熊本を売り込むための材料が乏しいので、北海道のようなイメージ戦略が必要だと指摘された■熊本市としては、今後の観光施策として、東南アジアから如何に人を呼び込むのかにも知恵を絞らなければならない。話の中で特に印象に残ったのは、最近の旅行者は業者を使わず、インターネットなどの情報で日本の行き先を決めて、空港などで更に情報を得て旅をする人が増えている、とのことだった。市としては、今後、ニーズに応じた観光情報の提供の在り方も見直していかなければならないだろう■翌日はインドネシア国営の国際人材育成機構(国営の職業訓練校)を訪ねた。視察したのは、日本へ派遣する技能実習生の学習と訓練の現場。そこでは、⒛~26歳程度の若者に対して、教育と現場実習(2ヵ月・2ヵ月の計4ヵ月間)として、日本語や溶接や旋盤などの基本的な技術の習得のための訓練が行われていた。厳しい訓練を通して選ばれた者が、日本の企業に3年間派遣され、新たな技術や日本人の働く姿勢や日本の商業文化等を学び、そして、働いた分のお金を貯めて帰国することになる。帰国した翌日には、訓練校が、本人のためのインドネシアの企業面接や起業のための支援をするシステムになっている。ちなみに、訓練校の設立は1985年で、当時日本の鈴木首相時代に、日本政府が無償で建設したもの■これまでに、延べ34,000人もの実習生を日本に送り出したとのことで、年間を通して5000人近くの実習生が日本全国の799社の企業で働いている。熊本県内では、現在15の企業で98名が実習に来ている。日本の企業にとっては、実習生は日本人の若者より働く意欲が高く、真面目との評価を得ている。日本の企業にとっては、安くて優秀な労働力の確保、インドネシアにとっては、日本の工業技術等の習得等を通しての人材育成、というところで、これまでの連携が図られてきたようだ。日本語の授業中の教室に入った瞬間に、生徒たちの元気のいい「こんにちは」の挨拶には圧倒された。将来を生き抜くために頑張っている彼らの目の輝きは、日本人には見られぬほどの迫力だった。

↓ジャカルタ近郊のバラックの家屋

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↓ジャカルタ市内の象徴的景色

 通勤用のバイクの駐輪場

 地上げ前の住宅群

 住宅ビルとオフィスビル

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 ↓訓練校体育館

 実習前の最終テスト中

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↓訓練校 旋盤実習室

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↓訓練校での昼食

 吉野家の牛丼 旨し!

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↓歩道橋

 道路は歩行者よりも車優先

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