徒然日記 Vol 150
真理はひとつ
5月3日の憲法記念日の日に、第32回の「憲法を守る熊本県民の集い」に参加してきた。会場は、崇城大学市民会館の大会議室。13時20分に到着した時にはすでに満員。500人近くの人が溢れる会場の一番後ろに立って、二時間近く講演等を聞いた。講演は、弁護士の海渡雄一氏による「秘密保護法・集団的自衛権と安部政権/真の狙いは何か」だった。講演を通して、日頃から肌で感じていた今の政治の欺瞞性が明らかになり、将来に対する不安が、なお一層鮮明に、そして、益々背中が寒くなった■いつぞや、近隣に住む方が言っていた。「今、私たちに与えられている情報は、嘘やでたらめだらけ。新聞もテレビもあてにならない。インターネットの中の情報だけが真実だ」と。5月6日の新聞には、「集団的自衛権/地理的制約盛り込まず/自衛隊活動で政府方針」の記事。そして、同じ日に、自宅のポストに、一市民のチラシが入っていた。チラシには、「日本を護りたい・・・」の見出しがあり、「憲法改正賛成」「憲法を改正しても、戦争をするような国にはならない」「今のまでは日本は消える」などの内容が書かれていた■情報過多の時代の中で生きる私たち。何が本当で、何が嘘かわからない。新聞や一市民の情報も、どちらも正しく、そして、どちらも正しくないのかもしれない。現場に行かなければ、真実はわからない。ただし、現場に行かなくても、真理はひとつだ。生物の中で、同種族同志で武器を使い、多数を殺し合うのは人間だけだ。生き物たちは、生きるために、メスを奪い合ったり、縄張り争いのための戦いを行なうが、殺し合ったりはしない■この世で一番大切なものは、命だ。集いの後に、学生時代以来、久しぶりに車道を歩くデモ(チラシにはパレードと記載)に参加した。 「平和憲法を守れ」「集団的自衛権反対」などのシュプレヒコールを上げた。誰かが問う、「あなたは家族の命を奪われようとしても、その敵と戦わないのか?」と。私は答える「家族の命が奪われないように、敵も味方もない、戦争の無い人類共存の平和な世界にしたい」と。
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