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徒然日記 Vol 145

ふたつの朗報

 

 この春、二つの朗報が入った。いずれも、自閉症児に対しての行政のサービス内容の改善についてだ。ひとつは、昨年、合志市の方から連れ合いの切り盛りする介護事業所に、相談があった事例。「自閉症の子どもがいるが、聴覚過敏のために外出等が困難な状況。改善のために適した福祉用具は無いか?」ということだった。発達障害をお持ちの方々の中には、聴覚や視覚等、身体の五感の機能が著しく過敏な方がいらっしゃる。聴覚過敏に対しては、工事現場で使われるようなヘッドホンのような「イヤーマフ」が一般的には使用されている■いろいろと調べるうちに、BOSE社製のノイズキャンセリング機能付きヘッドホンに行きついた。このヘッドホンを使って、野球観戦や映画鑑賞などに行くという発達障がい者の方や、先進地の公共施設ではイヤーマフと同じように、この機器が紹介されている、等の実態を知った。早速、BOSE社本社に連絡し、取引ができるようになった。そして、この4月から合志市としても福祉用具として認めることになり、個人負担が半額程度になった。このヘッドホンが福祉用具として認められているのは、全国でも東京都港区だけだったので、画期的なことだ■もう一つは、「自閉症児の子どもがいて、大分市にいた時に、外出時の支援制度を活用して、ガイドヘルパーが付き、外出の手助けをしてもらっていた。しかし、熊本市に転居したら、同じ支援が受けられなくなってしまった。納得がいかないので市に対して不服申請をしているので、改善のために力を貸して」ということだった。私は相談を受けて、3月の議会や委員会で、「他自治体で受けていた福祉サービスが受けられないことの問題」「制度があっても使えないのであれば、その制度は無きに等しい」等を訴えた。結果、再審査により、サービスが提供されることになった■いずれの事例も、障がいを持っている人たちが、地域で生きていく上での必要な施策だ。障害の有無に関わらず、一定の手助けにより、誰もがいつでもどこにいても出かけることができたり、車いすと同じように、ヘッドホンをつけて働く人がいてもおかしくない社会であってほしいものだ。そのためには、どのような地域でも同じようなサービスが提供できるように、改善していかなければならない。今後も障がい者の方や、保護者の方などと連携して、制度に魂を入れる取り組みを頑張り、更には広く制度の改善に繋げていかなければならないと思っている。

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