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2014年3月

徒然日記 Vol 143

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犬・猫の殺処分ゼロをめざして

 本日3月30()10時から、東区小山町の動物愛護センターの愛護棟の完成記念式典に参加してきた。新設された愛護棟は、熊本市の動物愛護の普及啓発の情報発信拠点として建設されたもの。動物愛護センターは昭和45年に畜犬管理センターとしてオープン。当時は、犬猫等の殺処分のための施設だったが、名称を「動物愛護センター」として、平成14年度から全国に先駆けて、人と動物との共生社会の実現をめざし、「犬猫殺処分ゼロ」の取り組みを実践してきた■式典では、市長や市議会議長の挨拶のあと、託麻東小学校の二年生の子どもたちが、愛護棟見学の感想と、「動物たちの命を大切に、最後まで動物と共に生きること」などの動物愛護宣言を元気に行なった。その後、子どたち二人と、市長・議長によりテープカットが行なわれた■愛護棟内部には、犬猫の譲渡前講習会や、動物とのふれあい教室などを行なう研修室や、犬猫の治療室、トリミング室、犬舎、猫舎などが整備されている。トリミング室では二人の女性職員の手で、二頭の小犬が気持ち良さそうに、毛先のカットや爪切りや体を洗ってもらったりのトリミングを受けていた。冗談で「私の頭もトリミングできますか?」と聞くと「まかせてください」と職員さんの冗談が返ってきた■捨てられたり迷子になった犬や猫が、また再び社会で生きていくことができるように、譲渡会も定期的に開かれている。愛護棟の横の桜の花は満開。風に吹かれて桜の花びらの散る様子を見ながら、犬や猫たちの幸福を願って帰ってきた。

↓ 犬舎の前で

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徒然日記 Vol 142

議会終了

 昨日3月24日、2月末から一カ月以上続いた、議会が終わった。今回の議会での質疑のメインは、今後300億円近くの予算を投じての、桜町の再開発のあり方についてだった。各会派の主張は様々で、推進派・反対派・慎重派に分かれる。会派の中でも、個々の議員の考えは様々だ。我が会派の市民連合は推進派であるが、今回の議会では発言することなく静観の構えだった。というのも、桜町の再開発の議論については、これまで特別委員会の中で、各派の代表者が集い議論を重ねているところだ。そのような中、反対派の主張はともかく、各会派が議会の中で、後だしジャンケンの手法にも似て、疑義を唱える手法には、違和感を感じた■確かに、反対派や慎重派の指摘する「市民の意見反映の仕組みの不備」「持続的な集客力が望めるかという不安」「巨大な箱モノの将来にわたる維持管理費の問題」「再開発までの間に、県民百貨店などで働く2000人近くの雇用をどのように守っていくのか」等々の多くの課題があることは確かだ。だからこそ、その課題をひとつひとつ検証し克服していかなければならいと思う。特に「選ばれる都市を目指し、中心部の活性化により熊本市全体の活性化に期する」としながら、足元の労働者の雇用が守られなければ何のための開発なのかが問われる■各会派が桜町の再開発の議論を行なう合間に、私は、予算決算委員会の総括質疑の中で質問に立ち、市民の方にとって身近な、以下の三点についてやり取りを行った。①「地域版ハザードマップづくりと避難のあり方について」地域が指定する避難場所の点検と環境整備が必要。地域力(共助力)が低く、なおかつ、災害危険地帯の地域への対策が必要②「定住促進策としての空き家の活用推進策について」老朽家屋になる前の対策として、国の補助制度を用いて、空き家を活用しての、子育て世代を中心とした定住促進策等の具体化に取り組むべき③「区役所等のあり方の検討について」区役所等の役割は、市民の住む地域や年齢や性別や障害の有無等に左右されない、格差無き、きめの細かい、ワンストップの専門的な行政サービスの提供が望まれる今回の検討に当たっては、現状分析や市民のニーズ把握等に加えて、将来のあるべき市政運営の姿を念頭に検討が必要。などを訴えた■三点の質問に対しての市長や担当局長の回答は、①②については、今後の検討課題とし③については、一定のスケジュール等が示されたものの、具体的な計画が示されるのは来年度で、区役所等の見直しの実施は再来年度以降になる。私が質問した、これら三点の取り組みは、いずれも数千万円の規模で実施できる事業だ。桜町の再開発に多大なる予算が投じられることに伴い、市民の命や暮らしを守るための重要かつ喫緊の課題に関わる予算が削減されたり、必要な事業に予算が使われない、ということがあってはならない。今回の質問は、問題提起に終わったが、今後は、更に議論を深めて具体的な施策が、早急に実行できるようにしていかなければならない。

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徒然日記 Vol 141

クスリに頼って生きてやる

昨年、近くの病院に特定健診(受診料金千円也)の受診券を使って、健診に行った。血圧が相当高く、心臓肥大と診断され、後日、別な病院で精密検査を受け、検査結果の封筒をもらって帰った。その封筒を持って最初に検診した病院に行けば、クスリを飲む暮らしが確実に始まるはずだった■しかし、クスリに頼りたくないという思いで、その日から飲酒の量を減らし、食事の味を薄目にし、運動に心掛けて、毎日のように血圧を測った。結果は残念ながら、ほとんど効果がなかった。それでも、これまで通院することなく、検査結果の封筒は車のダッシュボードに入れたままにして一年間が過ぎた■正月を迎えてから、日々『来年は選挙の年で、これからどんどん忙しくなる。心筋梗塞などで突然死するよりも、クスリを飲めば少しは長生きできるのだ』『クスリを飲んでリスクを減らそう』などと、そう思いつつも、病院に行く決心がつかないままだった。しかし、晴れた日の朝、何とはなしに決心して通院した■血圧を測れば、相変わらずの高い数値。お医者さんは、「自覚症状は無いの?」と驚いていた。そして、翌朝から一粒のクスリを毎日飲む生活が始まった。確実に血圧は下がりつつあるようだ。自力で血圧を下げることができずに、クスリに負けてしまった。通院の翌日の義妹のメールで気が付いたのだが、薬を飲み始めたその日は、50歳を前にして亡くなった弟の誕生日だった。クスリに頼りつつも、弟の分まで生きてやろうじゃないか。

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徒然日記 Vol 140

地域を支えて

3月14日に知人の方の葬儀に参列した。亡くなられたのは、楠校区在住の75歳の女性。昨年までの25年間、民生委員として活動し、それ以前はPTAの役員もされ、長年にわたり地域を支えてこられた方だ。4年前に出会った方で、当時、玄関先で「無縁社会」の話をして、生活保護世帯の方々の実態などをお聞きした。貧困層の悲惨な状況、特に独居老人の方の死に際の話に心打たれた■「身内がいるのに家族から見放され、一人で亡くなって無縁仏になっていく人たちがたくさんいらっしゃる。死に行く時ぐらいは、家族に看取ってもらいたい、お骨も拾っていただきたい、と思っている。しかし、それが叶わないことに、心が痛む」と言われた。その後も、いろんな場所で何回かお会いして、「がんばってますね。身体に気を付けてくださいね」などと、優しく声をかけていただいた■最後にお会いしたのは昨年の12月。「風邪が長引いているので明日から入院するんですよ」とのことだった。「早く良くなってくださいね。また伺います」と言って別れた。葬儀の席での長男さんの話で知ったのだが、入院後の検査で急性の白血病と診断され、余命3か月と告げられたとのこと。それでも、「私は頑張って、倍の6カ月は生きてやる」と言って、輸血治療等に専念されたとか・・。■私は、この間、何も知らないまま、見舞いにも行かなかった。25年以上の地域活動を終えて、これからゆっくりと自分の時間を・・・という時に亡くなられた。これまでの経験で知り得た多くの実態とその問題や課題など、もっとたくさん話を聞きたかった。そして、もっと長生きしていただきたかった。家族の方々にとっても、そして地域にとっても、大切な方を亡くしてしまった。残念でならない。

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徒然日記 Vol 139

日本の未来は・・・

 先週の土曜日は、地元武蔵中学校の卒業式が、翌日は、校区青少協の卒業生のお祝いの会が開かれ、両日ともに来賓として参加した。卒業式では、最後に卒業生による構成詩の披露。125名の卒業生が壇上に上がり、運動会や旅行などの思い出の話、そして、最後には先生や家族などへの感謝の言葉と、歌■毎年のように参加して、卒業生の姿に毎回感動させられる。特に今回は、「恥ずかしくて面と向かって言えないけど、お父さんお母さんありがとう」の言葉と、何人かの涙をこらえての演技に心を打たれた。「一見覚めた表情の今どきの少年たち」と思っていたが、全員の顔は輝いていた。翌日のお祝い会には、校区から46名の参加があった。気になったのは、女子の全員は集合時間1030分前を守ることができたが、男子の一部は10分以上の遅刻の子も・・■地域の議員として「議会の役割は数百億の予算内容をチェックして市民のために良い施策等を実行すること」「予算は働く人たちの収める税金で成り立っているので、大人になったらきちんと働いて」「将来どんな職業につきたいのか、そのために何をしなければならないのか考えて」「家族や友人や地域の人に『ありがとう』と言葉で言える人になって」などを訴えた■どこまで心に響いたのかはともかく、卒業生のみんなは、きちんと顔をあげて聞いてくれた。それぞれの子どもたちの目を見る限り、「日本の未来はWowWowWowWow」と確信したものだ。

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徒然日記 Vol 138

安くて美味い店

 仕事柄、飲み会も多く、色んな店に行くことになる。私の嗜好は、焼き鳥やホルモンやオデンなどの店が好きで、高級な店になればなるほど、あまり口に合わない。先日は、気心の知れた仲間と一緒に健軍の居酒屋に行った。飲み放題で、美味い日本酒を幾種類もしたたかに飲み、新鮮で大振りな刺身の盛り合わせを筆頭に、ホルモン煮込みやイカの姿焼き、豚足のから揚げ等、おいしく、そして安くいただいた。客としては、こんなサービスで、お店はやって行けるのかと心配になるほどの内容だった。しかし、安くて美味ければ客はまた行きたいと思うもの。その証に、その日のその店は、平日にも関わらず満席だった■健軍の夜は、多くの仲間との語らいの中での飲み会でもあり楽しかった。しかし、一人で居酒屋のカウンターでチビチビと飲むのも、たまにはいいものだ。年に数回、研修や視察で県外にも行く。一人で街を歩き廻り、安くて美味そうな店を探すのが好きだ。当たりはずれもあり、ある意味冒険だ。昨年末、東京での研修の渋谷の夜、街なかをひとしきり歩き廻り、「生ビール一杯150円」の看板を見つけて、お店に入った■最初に小皿に漬物が少し入ったつまみが出てきた。そして、生ビール一杯と、500円のホルモン焼きを頼んだ。ホルモン焼きはそれなりに美味くて、もう一杯ビールを頼んだ。「これで800円とは安い」と内心ほくそ笑んだ。しかし、勘定は1300円。がっかりした。頼んだメニューに加えて「席料500円」とある。席料を加えても、生ビールを二杯飲んで800円の計算になるから、一杯400円の生ビールだ。確かに、東京都内でも安い値段だ。しかし、1000円以下だと思い込んでいた分、なんだか騙されたような気分になり、いっぺんに酔いが醒めた■市内での飲み会の時は、市電とJRを利用して自宅に帰る。時折、JRの時刻が合わず、居酒屋で時間を潰すこともしばしばだ。以前は、駅の近くに行きつけの店があり、焼酎一升瓶をキープしていた。焼酎をロックに、好きな肴を一品頼み、マスターと話をして楽しく時間を潰して、1000円以下。しかし、その店は、新たな事業を興すために閉めることになり、今は焼き鳥屋に代わった。あの店に代わる店が見つからず、今はいくつもの店に行き、落ち着く場所を探している最中だ。焼き鳥屋も含めて、4軒ほどめぼしい所に行くものの、いずれもしっくりこない。料理は美味いが酒類が高すぎる・料理も酒も安いがペンタッチの注文方式で落ち着かない・安くて美味くマスターも愛想がいいけど、肴を二品以上頼まないと、マスターの奥さんの機嫌が悪くなる店、等々。この先あと何軒の店に行けば、落ち着けるのだろうか?

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