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2014年1月

徒然日記 Vol 134

進化と退化

 一月は新年会等が多く、街なかで飲んでJRを利用して帰宅することが多い。いつもの光景だが、乗客の8割近くの人は携帯電話やスマートフォンを操作し、ゲームをしたり、誰かさんとの無言の言葉のやり取りをしている。それ以外の人は目を閉じているか、本を読んでいる。見慣れた光景だが、無言で指を動かしている多くの人たちの顔が、時折ロボットのようにも見えることがある。私も携帯の出始めの頃は、「あんな物」と思って敬遠していたが、いつの間にか身体の一部のようになってしまい、たまに不携帯でいると不安になる自分がいる■しかし、携帯やパソコンなどが無かった頃に比べて、情報化社会といわれる今の時代の人間関係は、より緊密になったのだろうか?ある日、宴会の最中に携帯が鳴り、その場で思わず携帯を取り、相手と話をしてしまった。携帯を切った後に、隣席の先輩に「福永さん、いくら議員だからといっても宴会の席での携帯はいかんどぉ」と注意を受けた。マナーを守らず、先輩との会話をおろそかにして、機械に使われている自分がそこにいた■今やほとんどの職場にはパソコンが一人に一台ずつ置かれている。県や市役所の職場の中では、話をする者もなく、キーボードを叩く音しかしない部署もある。言葉や表情よりも以上に、携帯の文章や絵文字での感情表現の上手い若者たちや、晴れた日の公園の一角で、車座になって機械の中の分身の戦いのゲームに興じる子どもたちがいる。しかし、相手の生の息遣いを感じ、表情などを見ながらの会話という手段が少なくなった分だけ、人間関係が薄っぺらになってはいないだろうか■私の携帯には何百人もの人の電話番号が記憶されている。以前は、2~30件の電話番号が頭に入っていたものだが、今や、わが連れ合いの電話番号さえ覚えていない。便利になった分だけ、失くしてしまったものがありはしないのか。この先、文明はどこまで進化し、そして、人はどこまで退化していくのだろうか。せめて自分だけは、これ以上機械に使われないようにするために、マナーを守りながら、古いガラ系の携帯を使い続けよう。そして、できるだけ携帯に頼らず、相手に会っての、生身の会話に心掛けたいと思う。

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徒然日記 Vol 133

忙中閑なし

 正月は三が日だけはしっかり休ませてもらったが、4日から忙しい毎日を過ごしている。地域の行事や議員としての会議や、関連団体の新年会など、一月は多忙極まりない。特に、11日からの三連休は地域のどんどやのための竹運びから始まり、12日は早朝からのどんどや準備の後、白川河川敷での出初め式に出席。そして、地域の消防団の新年会が昼と夕方と二か所であり、翌日は青年会館とウェルパルくまもとでの、成人式に来賓として参加してきた■この間、特に印象に残ったのは、青年会館での市主催の成人式の式典での、お祝いのハンドベル演奏をしてくれた慶徳小学校のなかよし学級の6人だ。曲目は「見上げてごらん夜の星を」。それぞれのパートを完璧に、そして心を込めての演奏に感動し、胸が熱くなった。演奏中は、会場も水を打ったように静まり、演奏後の拍手は割れんばかりだった■そして、ウェルパルくまもとでは、市の社会福祉協議会主催での希望荘成人式ということで、障がい者の100名近くの成人の若者と保護者の方々等が参加された。最後の挨拶では、成人の代表として女性が手話を交えて、感謝と夢を語ってくれた。ハンディキャップをものともせずに、堂々と語る彼女の姿にも感動させられた■今年の、熊本市の成人は7,508名。それぞれが、大人になって社会の中で、それぞれのパートで、その役割と責任を果たしていく。私たちがいなくなった後の未来は、この若者たちが築いていく。私自身も、忙中閑なしだが、癒しと元気をもらったひとときを思い起こしつつ、負けずにがんばらねば。

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徒然日記 Vol 132

平和を守る

 新年を迎えて目標を掲げる方も多いことだろう。私も昨年の正月には、議員としての目標以外に、個人的な目標として「体重5キロ以上の減量」「月一冊以上の読書」「新作の木工製品づくり」などを掲げて過ごした。結果、減量だけは未達成だったものの残りの二つはクリアした。読書に関しては、文庫本を中心に年間26冊を読んだ■特に印象に残っているのが百田尚樹作の小説「永遠のゼロ」だ。この作品は、零戦の戦闘員でありながら、愛する家族のために生き残ることを心に決めて、戦争に参加した人の物語だ。一部マスコミの評価では、「戦争を美化するものであり、愛国心を植え付ける小説」との批判もある。しかし、私はただ素直に、主人公のその生き様に感動して、本を読みながらボロボロに泣かされてしまった。そして、人々の命を大切にしなかった、当時の日本という国の在り様に深い憤りを感じた■第二次世界大戦の死者数は世界で8,500万人。日本では、兵士230万人と民間人80万人の人々が亡くなったと言われている。今日の平和な日本の礎は、これら多くの人たちの尊い命によって築かれたものだ。戦争は人間として最も愚かな行いだ。ところが最近「国益」という言葉がよく聞かれるようになり、そのための法整備が着々と進められている■そして、百田氏も改憲派と聞く。しかし、彼の作品を読み再確認したことは、「この世で一番大切なものは、人の命だ」ということ。「国益」という名の元に、人が人の命を奪うような世の中になってはならない。ということで、今年の議員としての目標のひとつに「平和を守る」ことを掲げよう。

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