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2013年9月

徒然日記 Vol 123

やりきれない夜

9月18日に議員になって三回目の議会での質問が終わった。大きく7つの質問要望等を行った。最後の質問で、子供たちの不登校やいじめ等の対策強化として、スクールソーシャルワーカーの人員体制の強化を訴えた。最後の言葉として「子供たちが健やかに育っていくことは、私たち大人の誰しもが願っていること。他市であったような不幸な事件や事案が熊本市で起きないように早急な対策をお願いしたい」と結んだ■その数日後に、15歳の少女が市内の自宅で死亡しているのが発見される報道があった。頭部の一部は白骨化していたとの報道。数か月間も過ぎての発見だ。小学校から不登校気味で、昨年からは中学校の三年生の春までずっと不登校だった。母親は福岡で保護されたが、話ができる状態ではないとのこと■明日は、福祉子ども委員会が開かれ、今回の事件の経過等が報告される。報告を受けて、私も委員として発言しなければならない。彼女に関わった多くの人たちの反省と後悔の思いが、私にもひしひしと伝わってくる■しかし、行政としては、彼女が死に至る前に、やるべきことをきちんとしてきたのか、検証しなければならない。と思いつつも、明日はどんな風に話をしたものか、気が重くなる。彼女が亡くなってしまった理由は、母親だけが知っているのだろう。自殺か衰弱死か等、死因は不明のまま「私たちは、尊い命を守れなかった」という現実に、ただただ、やりきれない夜を迎えている。

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徒然日記 Vol 122

マゴゴロク孫語録 Vol 1

 子供たちの世界は、あらゆる可能性と夢に満ちている。未知の世界があるからこその、子供たちの豊かな創造力と想像力から生まれる感性に満ちた言葉に時折こころ打たれる。私の孫、8歳の龍斗と4歳の菜々美のそんな言葉たちを集めてみた。

 

●夏の終わりの、雷が続いたある日の朝。私の爆発した頭を見て

龍斗「じいちゃん。頭に雷が落ちたと?」

●夕方、保育園から帰って来るなり、ただいまも言わずに

菜々美「じいちゃん。今日かけっこで一等賞だった」

私「すげ~。何人で走ったと?」

菜々美「あいかちゃんと二人で。あいかちゃん、もっとがんばればいいのにねっ」

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徒然日記 Vol 121

東京オリンピック開催決定に思う

 2020年の夏のオリンピック開催国に、日本が選ばれた。7年後には、私は66歳だ。運が良ければ、きっと生きている。前回、日本でオリンピックが開催された時は、私は小学校5年生の10歳。その頃は、鹿児島の大口市(今は伊佐市)に住んでいた。オリンピックの記憶は、入場行進の白と赤の服を着た選手団や女子バレーボールのロシアとの決勝や、マラソンの裸足のランナーアベベや、競技場内で抜かれて三位となった円谷選手の走る姿などが印象に残っている。あの頃の日本は、高度経済成長期にあり、夢にあふれた時代だった。子ども心にもワクワクとした昂揚感に包まれて、テレビで日本の選手を応援したものだ■そして、今回のオリンピック開催。日本中が、当時と同じように昂揚感に溢れている。オリンピック開催決定も追い風となり、きっと、10月には来年春からの消費税導入が決定されるだろう。そして、益々、自民党の政治が推し進められることになるだろう。今回の、オリンピック招致の課題として、原発の放射能汚染水の対策が挙げられた。安倍首相は、招致のためのプレゼンで、国を挙げての放射能汚染水対策を掲げ、日本で開催されても安全と安心であることを強調した。汚染水対策の目的が、あたかも、オリンピック開催のために、と感じてしまう。何故ならば、東電の事故責任はなおざりにされたまま、今なお全国に避難されている28万9600人の避難民の将来の生活の保障も不完全なままだという、思いがあるからだ■今後、オリンピック開催に向けて、多額の予算がつぎ込まれ、道路や建物等のハード整備が始まる。そのことにより、日本の経済は立ち直り、労働者の賃金も上がり、豊かな日本が取り戻されるという夢が与えられた。今回も、試算として、特にサービス業や建設業を中心に今後7年間で3兆円の経済波及効果が見込まれるとのこと。さらにこうした経済効果に伴って東京を中心に全国で15万人以上の新たな雇用が生まれると試算している。前回の東京オリンピックの開催では、競技施設建設や日本国内の交通網の整備に多額の建設投資が行なわれ、競技や施設を見る旅行需要が喚起され、カラー放送を見るためのテレビ購入の飛躍的増加などの消費も増えたため、日本経済に「オリンピック景気」といわれる好景気をもたらした今回も二回目のオリンピック景気があるかもしれない。しかし、利潤は一部の限られた業種だけに偏ったものであり、あの時代ほどの大幅な景気浮揚は望めないだろう。また、新たに雇用される15万人の労働者がオリンピック開催後も働き続けられる保障はどこにもない。そういった意味では、オリンピック景気も実態のない、一過性の雰囲気だけのお祭り騒ぎで終わってしまうのではないかと危惧している■私は、派手なお祭りよりも、国民の暮らしに目を向けた、確かな政治としての政(まつりごと)こそ、コツコツと行われるべきだと思っている。オリンピック開催決定に喜ぶ人々が聞いたらば、非国民と言われそうだが、能天気に国家一大プロジェクトとしてのオリンピック開催を、手放しで喜ぶことができない。これから、オリンピック開催をお題目に、国民の暮らしをないがしろにする政治が行われないか、心配だ。オリンピック開催後の祭りの後の寂しさを想像しつつ、素直に喜べずに、ぽつんと取り残されたような気分でいるのは、もしかして、私だけ?

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徒然日記 Vol 120

9月18日三回目の登壇予定

第3回定例市議会が9月の12日から10月4日までの日程で開催される。今回、私は、9月18日の14時から、議員になって3回目の質問を行う。この二週間は、質問内容についての執行部とのやり取り、そして質問文の作成に取り組んで来た。一先ず質問文を担当局に渡したので、今後は執行部の事前の回答を見ながら、更に前向きな回答を求めての綱引きが始まる■前回の質問を傍聴されたある方から言わせれば、事前に通告して、やり取りをしての議会質問と回答であれば、「議会質問当日は、単なるセレモニーではないか」「内容によっては、事前通告せずに、執行部の考えを聞いてもいいじゃないか」と指摘された。しかし、事前に質問内容を通告しなければ、きちんとした回答は返ってこないのが実情だ。内容によっては、某市議のように、市長なり局長に対して、事前通告なしでの質問を浴びせたいとは思うが、私としては、フェアなやり方とは思わない■今回は、格差をテーマに、市の制度・施策や市民サービスや地域間()の格差の実態を伝えながら、市としての考えや方針を問うていきたい。今回の質問は7つ。区役所等の権限や役割、組織の見直しの方向性・障害者施策と実態との乖離を埋めていくための取り組み・安全安心のまちづくり・市職員の不祥事対策等について提言と質問を行う■市民の方々の思いや働く職員の実態や他自治体の取り組み等を伝えながら、格差を解消し、制度・施策に少しでも魂を入れ込みたいと思っている。議場に来ていただければ幸いだが、インターネットでも議会の質問の様子がライブで観られる。18日には、パソコンにて「熊本市議会」で検索して、ぜひ拝聴していただきたい。

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