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2013年3月

徒然日記 Vol 101

心臓がデカイ!?

 5年振りに病院に行ってきた。熊本市の特定検診制度を利用して1,000円で血液・心臓・尿などの検査ができた。当日、血圧を測ったらば16993だった。5年前は140・80程度だったのに。さらに心電図で異常が見つかった。血液検査も要指導の判定。そして、紹介状をもらい後日、別病院で心臓の再検査をした。結果は、高血圧による心臓肥大の診断。通常、心臓の筋肉の厚さが10ミリ程度だが私は13ミリ。ほうっておくと心臓に負担がかかり、心筋梗塞や心不全を起こしやすいとのこと■治療は、血圧を下げる薬を飲み、塩分を控え、適度な運動とストレスをためずに規則正しい生活を送ること。そして、体重を落として煙草をやめること。のようだ。ある先輩が言っていた。「病院に行くと病気が見つかる。医者は儲かるが、私たちにとっては、かえって寿命を短くするようなものだ。だから病院には行かない」と■心電図の再検査を受けるまでは、食事内容を見直し、適度な運動をして体重を落とせば何とかなるだろうと思っていたが・・・。一度でかくなった心臓は、なかなか元に戻らないらしい。再検査の結果を診断した医者に「薬を飲んだほうがいいけどな」と言われ、最初に受診した医者への報告書を受け取った。報告書を持って通院すれば、きっとすぐにでも薬を飲むことになるのだろう。しかし、しばらくは忙しいので、病院には行けない■体重を落とし、血圧を下げるには、きっと何ヶ月もかかるだろう。医者どんの言うことを聞いて薬を飲むか、自力でしばらく頑張ってみるか、どうしたものか?と煙草をふかしながら思案中の毎日だ。

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徒然日記 Vol 100

泣くことを知らない子らに

 先日、地元の中学校の来賓として中学校の卒業式に参加してきた。135名の子どもたちに一人ずつ証書が渡され、送辞・答辞の挨拶。そして、卒業生の「仰げば尊し」や「3月9日」という題名の思い出を語りながらの合唱に、私は胸が熱くなった。しかし、私の頃には、女子の半数以上が感極まって泣いていたような記憶があるが、今時の子どもたちのほとんどは泣かない。男子・女子のほんの5~6人が泣いているだけだった。それだけ、今の子どもたちは昔に比べてドライになったのか?それとも精神的にたくましくなったのか?■その翌日には、青少協の主催で、コミュニティセンターでお祝いの会が開かれ80名ほどの卒業生が参加した。私も参加し、来賓として挨拶をしてきた。贈る言葉として、三つのことを話した。ひとつは、人生はあっという間、悔いのないように精一杯生きること。人は結果しか見ないけれど、本当は、何をしてきたのかという、その経過が大事。二つ目は、世界は広い、若いうちに感動できる多くの本や映画や人や景色などに出会ってほしい。旅に出て、外国にも行ってほしい。そして、多くのことを経験し吸収して、人生に役立ててほしい。三つ目は、人は一人で生きているわけではない。支えてくれる友だちや家族をいつまでも大切にしよう。という主旨の話をした■その話の中で、私が15歳の時に観た映画「卒業」と「イージーライダー」の話をし、そして、できれば高校時代が終わるまでに村上春樹の「海辺のカフカ」を読んでほしい、と話した。しかし、残念ながら、誰一人として映画のことも知らず観たこともなく(当たり前か!40年以上も前の映画だから)、村上春樹の作品を読んではいなかった■私の話を聞いた子どもたちの立場になれば、「あのおっさん。なんば熱く語りよらすとだろか?」としらけたかもしれない。それにしても、私の人生観を変えるほどの感銘を与えた「卒業」や「イージーライダー」や「海辺のカフカ」に代わる映画や本は、今の彼らには存在するのだろうか?泣くことを知らない子らが、感動する心までを失ってはいないのかと、心配になるのは私だけだろうか?

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徒然日記 Vol 99

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地域の絆で・・・

3月3日の午前中、楠中央公園で防災訓練が行われた。この訓練は、阪神淡路大震災の二年後に楠地域で自主防災クラブが結成された年から実施され、今年で16回目を数える。今回の参加者は、341名。訓練には楠の校区と楡木からの二つの校区が参加。それぞれの校区から楠中央公園までの避難訓練が実施された。楠の消防局や消防団の参加もあり、消防車や起震車・煙体験ハウス・はしご車なども配置されていた。避難訓練の後は、それぞれの場所で起震車での地震体験やはしご車試乗・煙体験など、講習として簡易担架の作り方・応急処置の実技・AEDの操作法などが行われた■ちなみに、先日の県の地震・津波予想では、県内の最大被害として死者が1000人規模、震度7で全半壊11万戸の数値が示された。いつ起こるかわからない、地震や洪水などの災害から身を守るためには、自分の命は自分で守る「自助」の心がけと準備が必要だ。さらに、地域の絆で助け合う「共助」と行政が行う「公助」がシッカリしていれば、安心だ。しかし、危険地帯に住む住民にとっては、より一層の自助・共助・公助の連携が必要だ■今回の市議会で示された新年度予算では、重点ポイントの一つとしての「防災・減災対策の推進」の予算として、防災に関する啓発経費を前年度の2倍近くの4000万円が計上された。今後、地域主体での「地域版ハザードマップ」が作られていく。しかし、市内の自主防災クラブの設置率は598%で全国の774%を下回っている。地域によっては、自主防災クラブも無く、避難訓練等も行われていない所もあり、地域ごとの防災力の格差があることは確かだ。特に気になるのが、急傾斜地や地震による液状化の可能性のある地域や津波被害が想定されるなどの危険地帯に暮らす市民の地域の防災力が、どの程度あるのか、ということ。地域防災力の熟度によって被害を受ける人たちの数も変化することは、先の東北大震災での地域での避難の状況などの違いを見ても明らかだ■行政の役割としては、様々な災害を想定した上での、危険地帯の綿密な実態把握とハード整備と共に、地域ごとの共助としての防災力の熟度調査を行い、総合的に数値化して、被害を最小限に食い止めるための施策が必要だ。危険地帯であり、地域防災力が低い地域の市民に対しては、より一層の「自助」の徹底と、災害前・災害時の公助としての対策の優先度を高く設定するなどが、必要だ。行政としての現状の取り組みは、手を上げて自主的に取り組む地域への防災力向上策が始まったばかりだと思う。防災力とは、言い換えれば地域力だ。地域の絆が希薄な地域への対策も、行政としてシッカリ取り組んでいかなければならない。

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