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2012年4月

徒然日記 Vol 69

私は政治家?!

市議会議員になって5月で一年となる。あっという間の一年間だった。そんなある日、同僚の議員に「福永さんは何もすることがない日はどこで何をしている?」と聞かれた。私は「高森町の工房で木工をしてます」と即答した。私と木工の繋がりは過去のブログにも書いたが、とても深い。父が製材業を営んでいたので、生まれたときから材木に囲まれて生きてきた。長年働いていた県の児童施設でも知的障がい児の職能訓練の担当として木工班に属して、木材を材料として子どもたちと作業をして訓練を行ってきた■私と木は切っても切れない関係にあるのだ。そんな話しをすると、「いい趣味をお持ちですね」と好意的に受け止める方もいらっしゃるかと思えば、「高森に別荘!」「議員が高森で木工?」と怪訝な、あるいは、許せないというような顔をされる人もいる■いずれにしても、何故高森町で木工か?木工を通して何をしているのか、したいのか、を熱心に伝えるようにしているが、最初から、議員がそんなことを・・・と思っている方には私の思いは到底伝わらない。私の木工の目的は、子どもたちを中心とした「木育」だ。木工作業や木工製品とのふれあいを通して、木に慣れ親しんでもらい、木から森へ山へそして海をも含めた環境に目を向けてもらい、自然の大切さとその良さを知らせる活動だ■議員をする前は、高森で親子の木工教室なども開催してきたが、今のところ議会活動の合間を見つけて作品作りをするのが精一杯の日々だ。先日、高森で開催されたアート&クラフトフェアでは作業服を着て「いち作家」として出展してきた。私の作った作品で遊んでくれる子どもたちの笑顔が好きだ。もしかして、木の良さを一番知っているのは子どもたちかもしれないとも思う。高森では多くの知り合いから「福永さんどっちが本業な?」と茶化されもしたが、良き議員であると共に良き木育の実践者たらんと思う日々だ。

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徒然日記 Vol 68

政令指定都市移行から二週間

熊本市は、4月1日()から政令指定都市としてスタートして二週間が過ぎた。政令市の目的は、「日本一暮らしやすいくまもと」をめざして、五つの区役所や土木事務所や出張所や各種相談所等を中心に、より身近で充実した市民サービスを提供することにある。しかし、市民の期待が大きい分、いざ何か問題があれば、その失望感は大きい■先日、私の市議会だよりを見たという地元の70代の男性の方から電話がかかってきた。市のある事業に関わって、その進捗状況等の確認に行ったが、「職員の対応があまりにも悪かった」と腹を立てていらっしゃった。早速、やり取りを行った担当部署の課長に連絡した。課長は「確かに、年度初めで事業の担当者が打ち合わせ中ということもあり、バタバタしていてきちんとした対応ができませんでした。早速謝罪のために自宅に伺います」との回答だった■私も県の職員だったので、年度末や年度当初の忙しさは知っている。ましてや、政令指定都市になって、組織の見直しや人の入れ替わりもあり、県からの新たな業務も加わり、混乱している時期だということはわかるし、職員の方々の苦労もわかる。しかし、市民の方にとっては、それは言い訳でしかない。謝罪の後の状況も含めて後日私に報告してもらうことにしたが、今回の件は氷山の一角で、色々なトラブルがどこそこであっているのではないかと思うと心配でならない■今回の件のように議員に報告や相談をすることによって、少しでも改善できればいいが、そのまま泣き寝入りしたり諦めたり失望したりする市民の方々がいないことを祈るばかりだ。政令指定都市のスタートにあたって今一番大切なことは、行政と市民との信頼関係づくりだと思う。職員の方々も少ない人員で業務も増大して大変だが、頑張ってほしいものだ。

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徒然日記 Vol 67

いよいよ政令指定都市スタート

  熊本市は、4月1日()から政令指定都市としてスタートした。当日は、午前中に市民会館で記念イベントが開かれ、午後からは子どもセンター(あいぱるくまもと)の開所式も行われ、私も参加してきた。足掛け10年ほどの政令指定都市までの道のり。幸山市長はじめ、これまでに関わった方々の苦労を思い、心から祝福したい。しかし、多くの課題を抱えての茨の道のスタートとなった。先日配布された市政だより4月号の一面に「73万人の広がる未来へ政令指定都市『熊本』誕生」の見出し。しかし、三つの大きな課題を解決しなければ、私たちの未来は広がらない第一の課題は「人の問題」だ。行政を担う「人員」と専門的な知識と経験を持った「人材」が圧倒的に不足している。市は政令指定都市移行に伴う業務量増を見込み、今年度の新規採用職員を、これまで毎年100名程度から275名採用した。合格者は313名だったが、例年になく、内38名もの多くの辞退者があったために、各区役所や土木事務所への当初の配置予定数が減少してしまった。県からも業務引継ぎのために、土木関連の職員が市に30名近く二年間出向して来る。しかし、退職者を差し引くと3~40名ほどの増員でしかないために、県から委譲される精神保健や道路に関わる業務に見合う体制となっていない。新規採用職員の人材育成にも相当の時間と労力が必要だ。今更ながら、政令指定都市を見込んで早めに人員確保・人材育成に取り組むべきだったとしか思えない状況だ。今後、更なる人員確保策に加え、限られた人員をいかに配置し活用していくかの具体策が必要だ■第二の課題は「お金の問題」。数年間は留保財源として毎年30億円ほどの余裕があるものの、収入源となる市税の割合は政令指定都市20都市中最下位だ。今後、少子高齢化社会の進行により、働く世代が減少していく。政令指定都市を契機に、与えられた予算と権限を有効に活用して、熊本の経済の活性化をいかに図っていくのか、将来に備えて財源をどのように確保していくのか等が課題だ■第三の課題は「市民協働のまちづくりのシステムづくり」。区民会議やこれからの議会や議員の役割等を明確にしていくための、更なる議論が必要だ。自治会などの地域力の格差が見られる中、声なき声も含めて、どのように地域の声を吸い上げて、各区の、そして熊本市の特色あるまちづくりを進めていくのかが課題だ。議員の数が多く地域の声が大きい所だけが発展していくような政令指定都市であってはならない。私自身もこれらの課題解決に向けて、調査・検証し、地域間の格差のない「より身近で質の高い公共サービスの充実化」を求めて活動しなければならない。

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徒然日記 Vol 66

◆アート&クラフトフェア開催のお知らせ

 これまで、高森で10月に行われていたアート&クラフトフェアを、春にも開催することになりました。九州を中心に活躍する作家さんが70名近く参加し、竹・木・土・皮・鉄・イ草などを材料とした、手作りの素敵な作品を数多く展示即売します。私も「木こり屋」として参加します。

 また、私の連れ合いの経営する、ひまわりらいふ主催の「シニアファッションショー」(土曜日だけ)も行います。高森峠の千本桜も見ごろの時期です。どうぞお越しくださいませ。

■日時 

4月7日() 8日()10001700

(8日は1600まで)

※シニアファッションショー 7日13001500

■場所 

熊本県阿蘇郡高森町上色見2813「高森町町民体育館」

■その他 入場料無料

↓今回の新作「風車」

風の力でへりやトトロが回る
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