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徒然日記 Vol 56

若い人に物申す

この4年間で10K痩せた。そして、この一年間で8キロ太った。市議になったおかげで飲み方が増えたせいだ。そして、近頃、飲み会で自分の息子ほどの若者に会うと、以前にも増して「俺の遺言です。聞いておくれ」と、若者に管を巻いている自分がいる■若者に言っていることは単純なこと「本を読もう」「旅をしよう」「感動しよう」の三点に尽きる。昨夜も行きつけの居酒屋で、バイトが終わった大学生の女の子にしつこくからんできた。「最近読んだ本は?」と聞くと「ほとんど読んでません」。「バイト代は何に使ってるの?」と聞くと「洋服代」。「最近感動して泣いたことは?」と聞くと「ビデオで観た映画『頭の中の消しゴム』」と答えた。私も観たことがある映画だったので「どの場面で泣いたの?」と聞くと、「忘れました」との答え。熱きおっさんは悲しくなってしまった。それでも、「色んな本を読んでいろんな世界を知ろうよ。洋服はいつだって買えるけど若いときの経験は一度きり、バイト代を貯めて旅に出て見聞を広めようよ。そして、感動する心を育てようよ」と語っていた■そして、最後に「なぞなぞ」を出して頭を柔らかくすることの大切さを訴えた。なぞなぞの一問目は「雀が電線に117羽とまっています。猟師が散弾銃で23羽打ち落としました。電線に残っている雀は何羽でしょう?」。20代の彼女は「94羽」。隣に座っていた40代の女性は「ゼロ」と答えた。勉強ができる人はさっと計算して94羽と答えるが、頭が良くて想像力が豊かな人は「ゼロ」と答える。銃の音がして仲間が地面に落ちていけば、どんなにボンヤリした雀も飛んで逃げることだろう。時折、答えを聞いて「だけんなんや?」という顔の人もいるが、しっかり聞いてくれる人もいるのだ。そんな人には第二問として「蜂が限界まで飛べる距離はどれだけか?」という問題を出している。このなぞなぞ、今まで60人ほどの人に問うたが、まだ誰も即答できていない。3分程度で答えが分かった人は、きっと、素敵な人・・・かも?

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