徒然日記 Vol 55
初登壇まで一ヶ月
先週の日曜日からあっという間の一週間だった。というのも、日曜日の地元での市政報告会に始まり、翌日の幸山市長を交えた学習会、さらに労組関連の記念式典と市議会の保健福祉委員会関連の行事への参加、地元の市民の集いでの挨拶と労組関連の運動会の後片付けなど、忙しい毎日を送った。そんな日々の中でも、12月の議会質問に向けて、何をどんな風に質問しようかと日々思いをめぐらせてきた。質問の基本は、来年の春から政令市となるための、市としてのあるべき方策についてだ■来年からは五つの区に分かれて市の行政が行われることになるが、私個人としては大いなる不安を抱いていている。本来であれば、市役所が中心となって行っていた行政の機能が、五つに分かれるのだから、より一層きめの細かいサービスが市民に提供されるはずなのだが・・。不安の原因は、第一に「知識と経験を有する専門職としての職員数の絶対量の少なさ」それにともなって第二に「それぞれの区同士と本庁となる市役所との連携不足」さらに悪循環の末路として第三に「各区ごとの市民サービスの大いなる格差」等を懸念するからだ■多くの市民の方々は、政令市になることが具体的にイメージできないのが普通だろう。政令市になって一番目に見えて分かるのは、4月から街を走る区バスやコミュニティバスだ。そして、我が家の住所。その後、数ヶ月、一年二年と過ぎてから政令市としての実態を肌で感じて分かってくるのだろう?春までの残されたこのわずかな期間に、政令市に向けてキチンとした準備と計画・体制等を詳細に練っておかないと、「日本一暮らしにくい熊本」にもなりかねない。キーワードは「市民協働のまちづくり」だ。しかし、時々地域の方々の要求や要望を聞いていて首を傾げてしまうことがある■ご自分の住んでいる校区や小さな町の範囲の中だけでの、視野の狭い改革や改善を望まれる声に対しては、時折失望を禁じえない。私は確かに地元あっての市議会議員だ。モデル地域としての地元向けの施策もあってもいいとは思う。しかし、特定の地域だけが発展しても市全体の発展には繋がらない。他人の不幸の上に成り立つ幸福などあってはならない。今後、市議として目に見えること見えないこと、小さなことから大きなことまで、一つ一つに真摯に取り組み、改善していかなければならない。地域エゴを乗り越えて市全体の未来のために力を注ぎたいと思っている。いつの日か「あ~熊本に生まれてきて良かった」と誰もが思えるように・・。議会初登壇は12月の6日火曜日の午後2時からの予定だ。残り一ヶ月。じっくりと質問内容を考えていきたい。どうか熊本市のために、この私に、ご指導ご鞭撻をいただきたい。
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