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2011年10月

徒然日記 Vol 53

政令市に向かって

政府は10月18日(水)の閣議で2012年4月1日の熊本市の政令指定都市移行を決定した。21日の昼には市役所玄関前で政令市誕生の横断幕の除幕式が行われた。横断幕には政令指定都市誕生の文字の下に「九州ど真ん中/日本一暮らしやすい政令指定都市くまもと」と記載されている■来年からは、これまで県が行ってきた福祉に関わる相談業務や道路行政・教育などを市が独自で行っていくことになる。現在、市は政令市移行に向けて着々と準備を進めている。職員は本来業務に加えて、政令市に向けての業務に追われ青息吐息で働いている■いつだったか、ラジオで小沢昭一が語っていた。「長寿を全うして亡くなって逝く人の葬儀は、悲しいけれど、喜ばしいこと。しかし、結婚披露宴では、これから先の新郎新婦の苦労を思うと、喜ばしいことではあるが、素直に喜べない」と。政令市誕生は喜ばしいことかもしれないが、浮かれてばかりはいられない。今後、政令市への道筋をきちんと付けておかないと、「日本一暮らしにくいくまもと」にもなりかねない■街は大きくなればなるほど、小さなところに目が届かなくなる。小さな声が聞こえなくなる。いつの日か、私たちが「政令市になって良かった」と思えるように、市民の方々と一緒に街づくりをしていかなければならない。市議になって11月で半年となる。その前日の10月30日(日)13時15分から龍田公民館で初めての「市政報告会」を開催する。これまでの活動内容と市政・地元の課題の報告を行い、皆様のご意見ご要望をお聞きしたいと思っている。

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徒然日記 Vol 52

イチゴ味の神様

 私は神様の存在を信じてはいない。しかし、自分の人生を振り返ったときに、自分自身の思いや望みをはるかに超えた運命的なものを感じる時がある。そんな時に、もしかして神様はいるのかな?とも思ってしまう。そんな私には小1の龍斗と12月には3歳になる菜々美という孫が二人いる。わが人生の大いなる転機となるこの春の選挙期間中、心身ともに疲れきった私を幾度と無く癒してくれたのは、孫たち二人の屈託のない笑顔と笑い声だった■龍斗は、事務所に来られる大人の相手をしてくれたり、自宅では椅子の上に立ち私の演説の真似をしたりして笑わせたりして、助けてくれた■人には持って生まれた天性というものがあるのだ。孫たちを見ているとそう思う。母が腰を痛めて安静にしている頃、菜々美は、朝起きると母の部屋に行き「ばあちゃん大丈夫?」と声をかけるのが日課だった。歩き始めて2年にもならないオムツを着けた孫が、79歳の母を元気付けてくれていた。そんな菜々美が先日、漫才のネタだろうか、「私は神様だ~」と言ってふざけていた。息子が「何の神様?」と聞くと、「イチゴあじ~」と答えた■孫が生まれるまでは、せいぜい70歳ぐらいまでは生きられたならば、と思っていたが、近頃では孫たちが結婚してひ孫が生まれる頃まで生きていたいと思うようになってきた。早くてあと20年ほど。その時私は80歳前後。きっとそんなに長生きはしないだろうが、幸いにも生き永らえていたならば、きちんと自分の事は自分で出来て、自分のことがわかっていたいと願う。いるのかいないのか、何味なのかもわからない神様に、囁くように・・・。

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徒然日記 Vol 51

帰ってきたサングラス

 徒然日記Vol49「海の中のサングラス」を読んでくださった皆様にご報告。なんと、海の中のサングラスが我が手元に帰って来たのだ■その日は、忙しい一日で、朝7時30分から地元で辻立ちをして、その後、午前中は市役所に行き仕事をして、お昼休みには友人と昼食を食べた。そして14時過ぎからは、人吉市内で開催される会議に出発した。しかし、高速道路上で突然タイヤがバーストしてしまった。後から判ったのだが、パンクの原因はタイヤの劣化だった。レッカー車を待つこと40分。そして、タイヤショップに車を運んでもらい、更に四本のタイヤ交換に一時間かかった。夕方からの会議の前に職場の方々への挨拶等を計画していたのだが、その会議にも20分ほど遅れてしまった■会議の後、空腹を抱え疲れきって、21時過ぎに我が家に帰り着いた。パンクの件を家族に話して食卓の前に座った。酒の肴をと箸を持っていくと、皿の上に、あのサングラスが・・・。なんともはや、息子が天草に釣りに行き、干潮時に海に潜って見つけてくれたのだ■人間万事塞翁が馬とはよく言ったものだ。いっぺんに疲れが吹き飛んだ。その夜は、わが息子に感謝しつつ、サングラスを枕元に置いてグッスリ眠った。

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徒然日記 Vol 50

風に吹かれて 「阿蘇アート&クラフトフェア」

10月の8日(土)から10日(月)の三連休に高森町の阿蘇フォークスクール(旧上色見小学校)で「第8回阿蘇アート&クラフトフェア」が開催された。皮細工や陶芸や木工などの作家の方が120人以上出店された■私も「木こり屋」として三回目の出店。三日間で5千人ほどの入場があり、私の店も子どもたちを中心に賑わった。お店を出していて一番嬉しいのは、子どもたちとの触れ合いだ。いつもお店の横に、私の作品の積み木やコマや乗り物などを置いて自由に遊んでもらえるようにしている■今回もたくさんの子どもたちが遊びに来てくれた。私の玩具が気に入った子らは、親のことをそっちのけで遊びに熱中してくれる。玩具の良し悪しは子どもたちが気に入ってくれるかどうかだ。もっと時間が許せば、子どもたちが喜んでくれそうな作りたい作品がたくさんあるのだが、何せ議員の身、暇を見つけて作るしかない■阿蘇を吹き渡る秋のすがすがしい風に吹かれての三日間、子どもたちの笑顔に囲まれて、楽しいひと時を過ごすことができた.

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徒然日記 Vol 49

海の中のサングラス

 先日、土曜日の夕方から天草で泊りがけの学習会があり参加した。翌日は用務が何もなかったので朝6時に起きて、何年も通い詰めた龍ヶ岳のいつもの堤防に向かい、数か月ぶりに釣りをして過ごした。昼までの釣果は小さなガラカブと鯛が二匹ずつ。あまりにも小さいのですべてリリース。ボチボチ帰ろうかなと思っていた時に、クーラーボックスの上に置いていたサングラスが釣り針にひっかり足元の海底に落ちてしまった■サングラスは10年ほど愛用してきたレイバンのつるが壊れたので、(正確には車のシートの上に置いていたのを忘れて、我がお尻で壊してしまった)先月レンズだけ再利用して作り替えたものだ。落ちた場所は堤防下の水深2メートルほどの海底のコンクリートブッロクの上。夕方の干潮になれば多少は水深も下がり、どうにかなるかなと判断して、車中で5時間ほど本を読んだり、うたた寝をして待った■ところが、夕暮れ時になっても干満の差があまりなくて水深は1メートルほどまでしか下がらない。あたりは暗くなり海底も見えなくなるし、サングラスの落ちた所まで行くのには、水深3メートル以上の海を10メートルほど泳がなければならない。「たかがサングラスされどサングラス」。さんざん逡巡しながらも意を決して、ゴーグルを着けて海に。しかし、何回か潜って探すものの結局見つからなかった■夕暮れの海に服を着たままゴーグル着けて潜るおっさん。人が見たら何と思ったか?せっかくのストレス解消のための休日に、さらにストレスを溜めてガックリグッタリして岐路についた。家族は「潮が持って行ってもう見つからないよ」と言う。しかし、あれから数日たっても諦めがつかない。そして、最高に潮が引く日を調べた。もう一度海の中のサングラスを探すために。

お知らせ  「アーツ&クラフトフェア」開催

 10月の8日(土)から10日(月)の三連休に高森町の阿蘇フォークスクールで「第8回阿蘇アーツ&クラフトフェア」が開催されます。私も「木こり屋」として出店します。県内外から125名の作家の方々が、木工・陶芸・竹細工・皮工芸・服・銀・ガラスなどの作品を展示即売します。作家一人ひとりの熱意と巧みな手仕事から生まれた作品の数々。使い手と作り手との交流のひと時を阿蘇フォークスクールでゆっくりとお過ごしください。私のお店は校舎の東側(屋外)です。

【問い合わせ】
NPO
法人阿蘇フォークスクール
869-1601 熊本県阿蘇郡高森町上色見1390-1
益城熊本空港ICより車で50分南阿蘇鉄道 高森駅より車で10
TEL
FAX 0967-62-0027

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