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2011年4月

徒然日記 Vol 42

木になる話し

2月のある日、市内のある女性から電話があった。「昨年の春に香梅のお店のギャラリーで『木こり屋』の作品を見た者ですが、ご相談があります。庭に植えていたイチョウの木を切り倒したんですが、木に約束したんですよ。『捨てずにきちんと役立てるからね』って。一度見てもらって何かに使えませんか?」という相談だった■私は製材所生まれで、幼い頃から木に囲まれて生活してきた。大人になっても木が好きで、父の故郷の高森に木工房まで創ってしまった男だ。「木に約束したんですよ」の言葉に心打たれて、早速、女性の家に行った。樹齢15年ぐらいの、直径20cm長さ60cmほどの丸太が4本あった。その方の希望は、「一本の切り株は、中ほどに斜めに切り込みを入れて、玄関に置いて物を置くようにしたい。それと、輪切りにして鍋敷きを家族分として三枚作ってほしい。その他は、お任せします」とのことだった■話し合って、残りの丸太の一本は枝を付けて、物を掛けられるオブジェにして、残りの丸太は板に加工して、2~3年間乾燥させて、まな板に使ったり、いつの日か作品の注文を受ける事にした。丸太を加工して、後日、女性宅に配達した■とても喜んでもらった。私はそれ以上の喜びをいただいた。庭に植えられていた木は切り倒されたが、捨てられずに、家の玄関や部屋の中で生きていくのだ。木が木として生まれ変わって生きていく「木になる」話。

Icyou

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徒然日記 Vol 41

今こそ政治が大切

いよいよ統一自治体選挙が始まった。しかし、今回の東日本の大震災に伴い、自粛ムードの選挙となり、街を走る選挙カーも少なく、たとえ車が走っていてもマイクの音量も抑え気味で、本当に選挙期間中なのかと思うほどの静けさだ■そんな中、私の支持する県議二期目に挑戦する候補は、「こんな時だからこそ、政治と暮らしがいかに密接に繋がっているのかを訴える事が必要。きちんとした政治が行なわれないと、私達の生命・財産は守れない。東日本の復興のためにも、今回の選挙できちんとした議員を選び、西日本をより一層元気にしていくことが大切だ」と訴えている。今回は、選挙カーの運行時間の短縮や大きな音量による連呼の自粛に加えて、選挙公報も発行されないという■私たち有権者は、候補者の思いや考えをどうやって知る事ができるのだろうか?私は、今回の震災により日本全体が危機を迎えている中にあって、益々選挙離れが進む事を危惧する。このままだと、投票率がこれまでになく下がる事は必至だ。マスコミは自粛ムードを煽ることよりも、今こそ「政治の大切さを」訴えるべきだと思う■県議選の投票日は、4月10日()だ。期日前投票もできる。万が一にも、今回の投票率がこれまでの選挙と同じほどか、上がることがあったとすれば、これまでの選挙のあり方について、根本からの見直しが必要だということも言える。投票率下落を懸念しながらも、良識ある県民の積極的な投票行動を期待したいものだ。

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徒然日記 Vol 40

地域の絆で・・・

今回の震災により「絆」という言葉がしきりに使われるようになった。私は市政改革に向けてチャレンジするために、1月末に後援会事務所を立ち上げた。事務所の看板には「地域の絆で輝く未来を」と書いてある。事務所開きでの私の挨拶では「地域で支え合っていた仕組みや絆が無くなってきている。子どもからお年寄りまで一人ひとりを大切にし、地域の絆を深めなければならない。地域自治を大切にし、地域と市政のパイプ役として頑張っていきたい」と訴えた■後日、知人が「無縁社会」という本を貸してくれた。そこには背中が凍り、胸が締めつけられるような、NHK取材班による無縁社会の実態が書かれていた。地縁・血縁・社縁を無くし、たった一人で亡くなり、無縁仏として葬られた人が一昨年で32,000人以上いらっしゃったという。現在、日本全国の世帯の20%以上が一人の世帯だ。連れ合いを亡くしたお年寄りや、結婚をしない人や経済的な理由で結婚できない人が、たった一人で生活している。そして、20年後には、一人住まいの世帯が40%の社会になるという■今回の震災で、役場の職員や地域の警察官や消防団や自治会関連などの多くの方が、決死の覚悟で住民の避難誘導を行ない、そして亡くなった。一人暮らしのお年寄りを助けるために一緒に波に飲まれて命を失った民生委員の方もいらっしゃる。個人情報保護法により守秘義務という名目のもとに、地域の何処にどんな人たちがどんな風に暮らしているのかという情報が知らされていないのが現状だ。ここ熊本でも都市化が進み、地域のことに無関心で、隣近所の人の名前さえも知らないという人たちが増えている■今後、一人暮らしの人たちの方たちを含めて、地域の人たち同士がきちんと支え合うことのできる社会を創っていかないと大変なことになる。今回の震災により、危機管理の在り方等、防災体制についてもゼロから考えていかなければいかない。今こそ無くしてしまった人と人の「絆」を取り戻していく大いなる機会だ。地域の絆で、明るい未来を創っていくために力を合わせて頑張らなければいけない。

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